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Sayahon
意外と知らない?!身体の部位の英語表現
こんにちは!マルチリンガルライターのSayah (@sayah_media)です。突然ですが、みなさんは細かい身体の部位を英語で言えますか?
知っているつもりになっていても、普段英会話であまり使わない部位などは、意外と見逃してしまっていたり、一度覚えても忘れてしまっていたりすることがあるかもしれません。
実際に、長年海外に住んでいる人の「体調不良を伝える際に苦労した」「病院で知らない英単語が多くて大変だった」などという体験談もよく耳にします。
本稿では、マルチリンガルライターの私Sayahが、覚えておきたい顔と身体の部位の英語表現をご紹介!また、同時に日常会話でよく使用される、身体の部位が入ったイディオムも紹介していくので、そちらも参考にしてもらえたら幸いです。
顔の部位を英語で表現
まずは、上から順番に顔の英単語からご紹介していきます。後ほど身体の部位も上半身、下半身、内部の順番でご紹介していきますので、そちらもぜひご参照ください。
①顔:Face
②頭:Head
③額:Forehead
④眉毛:Eyebrow
⑤まつ毛:Eyelash
⑥まぶた:Eyelid
⑦瞳:Pupil
⑧目玉:Eyeball
⑨目:Eye
⑩耳:Ear
⑪耳たぶ:Earlobe
⑫こめかみ:Temple
⑬頰:Cheek
⑭えくぼ:Dimple
⑮口:Mouth
⑯唇:Lip
⑰舌:Tongue
⑱歯:Teeth(複)、Tooth(単)
⑲あご:Jaw
⑳下あご:Chin
㉑うなじ:Nape
㉒首:Neck
㉓喉:Throat
顔に関連するイディオム
Tongue-in-cheek(冗談、皮肉)
Tongue-in-cheekは、「冗談」「皮肉」など、真剣ではない時に使います。
ex.
He always speaks tongue in cheek(彼はいつも冗談ばかり言う)
起源は、舌を頰にくっつけた時のような冗談めいた表情が、そのまま言葉になったのではないかと言われています。
Keep your chin up(元気出して!)
直訳すると「アゴを上げて!」です。つまり、「顔を上げて前に進もう」という意味が込められています。誰かを励ましたい時などにぜひ使ってみてください。
A pain in the neck(面倒くさい・ウザイ)
人や物に対して、「面倒臭い」「ウンザリする」「イライラする」と言いたい時に使えるイディオムです。
ex.
This task is a pain in the neck!(この作業、本当に面倒臭い!)
直訳すると「首の痛み」になる、こちらの慣用句。つまり、首に痛みを伴うほど面倒臭い相手や物事に対して使えます。
上半身の部位を英語で表現
本章では、頭から腰、指先までの部位の英語表現をご紹介していきます。
①体:Body
②肩:Shoulder
③腕(全体):Arm
④上腕:Upper arm
⑤ワキ:Armpit
⑥前腕:Forearm
⑦背中:Back
⑧胸部:Chest
⑨胸、乳房:Breast(病院など、フォーマルな会話で使用されます)
⑩おっぱい:Boobs、Tits(日常会話でよく使用されますが、かなり砕けた表現です)
⑪乳首:Nipple
⑫胃・お腹:Stomach
⑬お腹(下腹部):Belly
⑭ヘソ:Belly button
⑮腰:Waist(くびれの部分)
⑯腰:Hips(くびれより少し下、お尻より上の左右に張っている部分)
⑰ヒジ:Elbow
⑱手:Hand
⑲手首:Wrist
⑳手のひら:Palm
㉑指:Finger
㉒親指:Thumb
㉓人差し指:Index finger
㉔中指:Middle finger
㉕薬指:Ring finger
㉖小指:Pinky
㉗爪:Nail
上半身に関連するイディオム
An arm and a leg(高額である、高い)
何かを買おうとした時に、極めて高額だった時などに使います。
ex.
My computer costs an arm and a leg(私のパソコンは高くついた)
起源は定かではありませんが、第二次世界大戦の時に、戦場で手脚を失った兵士の治療が高額であることから生まれた表現ではないかという説があります。
Keep one’s finger crossed(〜の健闘・成功を祈る)
アメリカでは、上の写真のように中指を人差し指の上に交差させて、指を交差(クロスフィンガー)するジェスチャーをすると、「健闘を祈ってるよ」「成功を祈ってるよ」「頑張ってね」などの意味を持ちます。
ex.
Keep my finger crossed for you(あなたの成功を祈ってるよ)
Keep your finger crossed(健闘を祈ってて)
上の例のように、「Good luck」「Wish me luck」のような意味で使用することができます。
One’s eyes are bigger than one’s belly / stomach(料理頼みすぎ・見た時は食べれると思ったのに…)
One’s eyes are bigger than one’s belly / stomachは、直訳すると「〜の目は〜のお腹より大きい」という意味です。これは、メニューや食べ物を目の前にして、いっぱい食べられる(いっぱい食べたい)と思ってオーダーした、作った、またはブュッフェなどで運んできたものの、実際には食べられなかった時に使います。
ex.
ランチの後:
Your eyes are always bigger than your stomach!(いつも頼みすぎ!)
自分で作った料理を食べた後:
When I went grocery shopping I was so starving so I thought I could eat all of them. But actually my eyes were bigger than my belly… (食材を買いに行った時はお腹がペコペコだったから、全部食べられると思ったの。でも自分が食べられる容量を超えてたわ…)
目で見た限りはいっぱい食べられると思ったものの、実際に食べてみたら、胃やお腹はそこまでではなかったという時に使ってみてください。
下半身の部位を英語で表現
ここでは、お尻から足先までの英単語をご紹介していきます。
①お尻:Bottom、Butt(Buttは砕けた表現で、全く問題ないと考える人と、汚い表現と捉える人がいるので注意)
②ケツ:Ass(汚い表現です)
③脚(全体):Leg
④太もも:Thigh
⑤ヒザ:Knee
⑥ふくらはぎ:Calf
⑦スネ:Shin
⑧足(全体):Foot
⑨足首:Ankle
⑩足の裏:Sole
⑪土踏まず:Arch of the foot
⑫つま先:Toe
⑬かかと:Heel
⑭足の爪:Toe nail
下半身に関連するイディオム
Be on foot(〜は進行中です)
「on foot」に関しては、「It takes like 15min on foot from my apartment(私の家から歩いて15分くらいです)」など、「歩いて、徒歩で」の意味で知っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、プロジェクトなどの話をしている際には、「〜は計画中です」「〜は進行中です」の意味で用いられます。
ex.
The project is on foot(そのプロジェクトは進行中です)
類語:〜 is in progress、〜 is going on
Pain in the ass(めんどくせぇー・ウゼェ)
こちらは上記でご紹介した「A pain in the neck(面倒くさい)」の、品のないバージョンです。
ex.
He’s a pain in the ass(あいつ、マジでめんどくせーよ)
「Neck(首)」ではなく「Ass(汚い表現のお尻)」を使っている分、「A pain in the neck」よりも強くて汚い印象の表現になります。
Break a leg(検討を祈る・グッドラック)
直訳すると「脚を折れ!」ですが、これは「健闘を祈る」「グッドラック」という意味で、ステージを控えた俳優やミュージシャンなどによく使われる表現です。
身体の内部を英語で表現
ここでは、骨や筋肉、細胞、臓器など、身体の内部についてご紹介していきます。
①皮:Skin
②肉:Flesh
③骨:Bone
④筋、筋肉:Muscle
⑤細胞:Cell
⑥頭蓋骨:Skull
⑦脳:Brain
⑧鎖骨:Collarbone
⑨喉仏:Adam’s apple
⑩咽頭:Pharynx
⑪心臓:Heart
⑫鼓膜:Eardrum
⑬肩甲骨:Shoulder blade、Scapula
⑭背骨:Backbone
⑮脊髄:Spinal cord
⑯腰髄:Lumbar cord
⑰内臓:Internal organs、Guts
⑱胃:Stomach
⑲腸:Guts、Bowels、Intestines
⑳大腸:Large intestines
㉑小腸:Small intestines
㉒肝臓:Liver
㉓膵臓:Pancreas
㉔腎臓:Kidney
㉕胆のう:Gallbladder
㉖十二指腸:Duodenum
㉗骨盤:Pelvis、Hips、Hip bones
㉘恥骨:Pubis、Pubic bones
㉙子宮:Uterus
㉚股関節:Hip joint
㉛アキレス腱:Achilles tendon
㉜骸骨:Skeleton
㉝遺伝子:Gene
身体の内部に関連するイディオム
Feel it in one’s bones(直感で感じる)
「Feel it in one’s bones」は直訳をすると「〜は骨の中でそれを感じる」という意味ですが、こちらは「直感を感じる」という意味のイディオムです。「I feel it in my bones」と言えば、「私は直感でそう感じる」と言うことができます。
ex.
I could feel it in my bones(私は直感でそれを感じることができた)
You know it in your bones too, right?(あなたも直感で分かってるでしょ?)
上の例のように、「feel」の代わりに「know」を使うこともできますよ♪
Skeleton in one’s closet(重大な秘密)
「Skeleton in the closet」は、隠された秘密のことを意味します。
ex.
The guy must have a skeleton in the closet(その男は重大な秘密を隠し持っているに違いない)
上の例のように、まるでクローゼットに隠されている骸骨のように、重大かつショッキングな秘密に使うことができます。
A man of one’s kidney(〜と似た気質の人)
「A man of one’s kidney」は、直訳すると「その男は〜の腎臓だ」となりますが、これは「〜と似た気質の人」「〜と馬が合う人」「〜と瓜二つな人」を表すイディオムです。
ex.
Mike is a man of my kidney(彼は私と気質が似ているの)
このように、まるで自分の体の一部であるかのように気質が似ている人を表すことができます。
おさらい英会話
Alicia:Hi Sasha. How’s your dance project going on?
こんにちは、サーシャ。ダンスプロジェクトの調子はどう?
Sasha:Hi Alicia. The project is on foot. The thing is… my favorite dance shoes are broken!
こんにちは、アリシア。プロジェクトは進んでいるわ。でもそれがね…お気に入りのダンス用シューズが壊れちゃって!
Alicia:Sorry to hear that. It’s no longer available?
それは残念だね。もうどこにも売ってないの?
Sasha:I think I can find them online tho. But it costs an arm a leg and actually my ex who I really loved gave them to me as my birthday gift, so…
多分ネットで探せると思うけど。でも、値段がやたら高いのと、あと実はそれ、大好きだった元カレが誕生日にくれたやつでさ…。
Alicia:Oh…
そっか。。
Sasha:Ahh no worries! I was just speaking tongue in cheek. I’m trying to move on!
ああ、気にしないで!冗談冗談。前に進むために頑張り中!
Alicia:I know how you feel but keep your chin up!
気持ち分かるよ。でも元気出してね!
Sasha:Thanks Alicia! It’s time to focus on my career as a dancer!
ありがとう、アリシア!ダンサー業に集中するぞー!
Alicia:No problem. I’m really looking forward to seeing your performance! Break a leg!
どういたしまして。パフォーマンス楽しみにしているからね!がんばって!
最後に
海外で体調不良やケガなどに見舞われた時に、その部位の単語を知っているかいないかでは、対応が180度変わってきます。そのため、普段あまり馴染みのない部位でも、今から少しずつ覚えておくと良いでしょう。
また、本稿では、無数にある英語のイディオム(英熟語)の中から、普段よく使用されている表現をピックアップさせていただきました。身体のパーツを覚えると同時に、日常でよく使われる表現を、身体に染み込ませるようにインプットしてみてください✨
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語学と文化が大好きなマルチリンガルライター(日本語、英語、スペイン語、フランス語)。 「働く⇆海外滞在」を繰り返し、多言語で生活するフリーランス。 【職業】Webライター、翻訳家。 アメリカのオンライン大学「University of the People(UoPeople)」在学中。Webメディア運営会社に約5年勤めたのち独立。 他に、米国大手ブランドのPRやコンテンツ制作、SNS運用、SEOコンサル、メディアの運営などもしています。 【執筆記事】主にビジネス、SEO、インタビュー(英日)、語学、映画レビュー、イベントレポートなど、幅広く執筆中。
