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Sayahon
更新日2022年4月26日UoPeople「BUS 1103: Microeconomics」レビュー
Bonjour!マルチリンガルライターのSayah (@sayah_media)です。遂に先日、University of the People(UoPeople)のTerm 3が終わりました。
スケジュールの関係で、結局「Microeconomics(ミクロ経済学)」に専念したのですが、今回も無事「A」を取ることができました。
相変わらずの亀ペースのお陰で、CGPA(累積成績平均点)も、何とか4.00(最高点)をキープすることができています(まだ9単位なので、これからガクンと落ちそうですが…)🐢
本稿では、University of the People(UoPeople)で「BUS 1103: Microeconomics」コースを修了した私が、本コースの学習内容や課題量、参考になる本や記事などについて、分かりやすく解説していきます。
※本稿に書かれている情報はAY2021-T3時点のものです。コースの内容は変更される場合があります。また、難易度などはあくまでも個人の感想です。
▼前コース「BUS 1101: Principles of Business Management」のレビューはこちら。
- 1 ミクロ経済学とは?
- 2 使用教材
- 3 課題の量
- 4 「Microeconomics」の学習内容
- 5 Unit 1: Introduction to Economic Principles(経済の原則の概要)
- 6 Unit 2: Economic Models: Supply and Demand (経済モデル:需要と供給)
- 7 Unit 3: Elasticity(弾力性)
- 8 Unit 4: Consumer Choices(消費者の選択)
- 9 Unit 5: The Theory of the Firm(企業理論)
- 10 Unit 6: Market Structures: Perfect Competition and Monopoly (市場構造:完全競争と独占)
- 11 Unit 7: Monopolistic Competition and Oligopoly(独占的競争と寡占)
- 12 Unit 8: Poverty and Economic Inequality(貧困と経済的不平等)
- 13 Unit 9: Final Exam(期末試験)
- 14 最後に
ミクロ経済学とは?
「Microeconomics(ミクロ経済学)」とは、Economics(経済学)の土台とも言える学問です。
「経済学」と聞くと、「お金」について分析する学問だと思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、ミクロ経済学とは、小さな経済主体(個人や企業など)に着目し、
- 彼らがどのように意思決定を行うか
- 財(商品やサービス)の価格がどう決定されるか
- 資源がどのように分配されるか
などを分析する学問です。
これを行うことにより、世界中の様々な問題を解決に導くための、ソリューションを考えることができます。
経済学に関してや、ミクロ経済学に関しての詳細、マクロ経済学との違いなどについては、こちらの記事をご覧ください。
↑UoPeopleについても言及されている書籍
学習に役立ったオススメの参考書①
経済学者の神取 道宏氏の著書で、ミクロ経済学のベストセラー『ミクロ経済学の力』では、ミクロ経済学の基礎知識を学ぶことができます。
(左:電子辞書版 右:ペーパー版)
使用教材
本コースで使用した教材は『Principles of microeconomics, 2e』です。
オープンソースのため、PDFをこちらからダウンロードすることができます。
また、コースが結構進んでから、日本語で経済学のことについて調べていたところ、なんと上記の教材を日本語に翻訳してくれている方がいましたので、サイトを載せておきます。
『Principles of microeconomics, 2e』を和訳してくださっているサイトはこちら。
現在休止中のようで、翻訳されているのはChapter 6までですが、重要なポイントがスッキリと分かりやすく要約されています。
しかし、日本語の経済用語だけに慣れてしまうと、試験の際に混乱してしまう可能性があります。
そのため、どうしても分からない時のみ、こちらの力を借りるなどして、普段から英語の用語に慣れておくことをオススメします(日本語で読み進めるにしても、重要な単語は対訳しておくと良いでしょう)。
私も試験対策をしている時に、こちらを参考にさせていただいたのですが、訳が異なる箇所をいくつか見つけたので、矛盾を感じた場合は、元の教材と比較してみると、より確実かもしれません。
課題の量
ここでは本コース「BUS 1103: Microeconomics」の各ユニット(1週間あたり)の課題量について、一覧表にまとめましたのでご覧ください。
Reading Assignment(ページ数) | PDF 20ページ分〜60ページ分 |
〃(単語数) | 約9,800語〜約27,000語 |
〃(文字数) | 約57,000文字〜約167,000文字 |
Discussion Assignment | 200 words〜300 words未満 |
Written Assignment | 2ページ |
Learning Journal | 500 words以上(上限なし) |
「Microeconomics」の学習内容
コースの説明
こちらはミクロ経済学の入門コースです。 本コースでは、消費者と企業の行動の基本要素、様々な市場構造とそれらが福祉に与える影響、および経済的成果を決定する上での、政府の直接的および間接的な役割について学びます。
Source: Microeconomics – BUS 1103: Learning Materials | University of the People
このコースを受講することで、次のような知識やスキルを身につけることができます。
- このコースで学んだクリティカルシンキングスキルを応用して、経済問題に対処できるようになります
- 市場環境が変化した際の価格変動の方向を、特定することができます
- 政府の善意の市場介入における意図しない結果を理解することができます
- 市場構造とその市場効率への影響を特定することができます
- 公平性と効率性の違いを理解することができます
- 市場の失敗の状況における政府のアクティブな役割について知ることができます
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
また、本コースを受講するには、「BUS 1101: Principles of Business Management」を修了している必要があります。
各ユニットの学習テーマ
「BUS 1103: Microeconomics」の各ユニットの学習テーマは、下記の通りです。
- Unit 1 – Introduction to Economic Principles(経済の原則の概要)
- Unit 2 – Economic Models: Supply and Demand (経済モデル:需要と供給)
- Unit 3 – Elasticity(弾力性)
- Unit 4 – Consumer Choices(消費者の選択)
- Unit 5 – The Theory of the Firm(企業理論)
- Unit 6 – Market Structures: Perfect Competition and Monopoly (市場構造:完全競争と独占)
- Unit 7 – Monopolistic Competition and Oligopoly(独占的競争と寡占)
- Unit 8 – Poverty and Economic Inequality(貧困と経済的不平等)
- Unit 9 – Final Exam(期末試験)
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 1: Introduction to Economic Principles(経済の原則の概要)
Unit 1のトピック
- Economics as a social science and its applications
社会科学としての経営学とその応用 - Difference between micro end macroeconomics
ミクロ経済学とマクロ経済学の違い - Marginal analysis—economic logic
限界分析:経済論理 - Mathematical Prerequisites: Graphs and slopes
数学的前提条件:グラフと勾配 - Choice under Scarcity: Production Possibilities Frontier (PPF) and Opportunity Cost
希少性の下での選択:生産可能性フロンティア(PPF)と機会費用 - Globalization
グローバリゼーション
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 社会科学としてミクロ経済学とマクロ経済学を区別する
- 限界分析の概念を適用する
- グローバルな生産選択における機会費用とトレードオフの例を提供する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 1のタスク
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Written Assignment Unit 1を提出する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Unit 1のレビュー
①Reading Assignment
Unit 1の「Reading Assignment」の範囲は『Principles of microeconomics, 2e』のChapter 1とChapter 2です。
PDFで35ページ分あり、ボリュームは約18,500語(約113,000 文字)です。他に、動画が1本あります。
②Discussion Assignment
「Discussion Assignment」に関しては、最低200 words以上で、300 words以下にまとめるよう指定されており、「日曜までに最初の投稿をして、ディスカッションに参加すること」と記載されていました。
そのため、前コース「BUS 1101: Principles of Business Management」に比べて、週末になると課題の投稿数がすごく多かったです。
しかし、私はリーディングが終わってから要項とテーマを読んだため、気づいたのが月曜になってしまったのですが、幸いそれで減点されるということはありませんでした(他にも週明けに提出している生徒が何人もいました)。
③Written Assignment
「Written Assignment」に関しては、指定ページ数がWordで2ページ分です。
さらに、本コースでは「Body(本文)」の前後に「Introduction(導入文)」と「Conclusion(結論)」をきちんと含めるよう求められます。
また、今回はトピックに適した記事を探す必要がありました。
④Learning Journal
「Learning Journal」は最低500 words〜上限なしでした。
内容自体もそんなに難しくはありません。
ただ、「opportunity cost(費用機会)」や「scarcity(希少性)」などの用語の意味を、リーディング時にきちんと理解しておく必要があります。
私のクラスは今回36人からスタートしました。
グラフなどが出てくるため、文系の私は、最初少し戸惑ってしまったのですが、大事なのは表の見方を覚え、需要や供給の動きを理解することです。
基礎的な用語がたくさん出てきますが、これらを覚えておかないと今後困るため、教材で理解できなかった場合は、ネットでリサーチするか本を読むなどして、きちんと理解しておくことをオススメします。
学習に役立ったオススメの参考書②
ちなみに私がミクロ経済学の本をいくつか購入した中で、ミクロ経済学の基礎的な知識を把握するのに役立った参考書は、こちらの2冊です。
▼ミクロ経済学 Expressway
こちらは全体的に非常に読みやすく、ミクロ経済学初心者の私でも、入門知識を理解するのに役立ちました。
また、今回の教材とも、大体同じ順番で書かれているため便利です。
(左:電子辞書版 右:ペーパー版)
▼ミクロ経済学って大体こんな感じです
こちらも全体的に言い回しがユニークで、難しい経済学でも大変読みやすく、基礎知識や全体像をスーッと理解することができました。
(左:電子辞書版 右:ペーパー版)
また、今回の教材には、Chapter(章)の最後に「Key terms」という項目があります。
ここには重要な用語と意味が一覧掲載されているため、ここで大事な単語を把握し、もう一度おさらいしておきましょう。
Self Quizに関しては、出題数が15問でほとんどが3択でした。初めて学ぶ学問ということもあり、リーディング自体は難しく感じたのですが、個人的にSelf Quiz自体は簡単でした。
Unit 2: Economic Models: Supply and Demand (経済モデル:需要と供給)
Unit 2のトピック
- Definition and example of demand and supply curve
需要曲線と供給曲線の定義と例 - Difference between quantity demanded and demand
需要量と需要の違い - Equilibrium: definition and examples
均衡:定義と例 - Shifts of the demand and supply curves under environmental changes
環境変化下での需要曲線と供給曲線の変化 - Examples of non-equilibrium situations, like price ceiling and price floors
上限価格や加減価格などの非均衡状態の例 - Consumer Surplus
消費者余剰 - Producer Surplus and efficiency
生産者の余剰と効率 - Deadweight loss due to taxation
課税による死重損失
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 需要量と需要の違いを説明する
- 経済モデルの均衡を特定する
- 最低賃金や家賃管理など、市場介入の意図しない結果について測定・分析する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 2のタスク
- Unit 1のWritten AssignmentのPeer Assessmentを行う
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Written Assignment Unit 2を提出する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 2のレビュー
ユニット2に入った時には、クラスメートの数は30人ほどに減っていました。
今回Reading Assignmentで読むのは、Chapter 3とChapter 4です。ページ数は61ページで、約29,000語(約172,000文字)ありました。他に、動画リソースが3本あります。
Discussion Assignmentに関しては、ユニット1と2のReading Assignmentで習ったことについて出題されます。そのため、これまでに習った基礎知識をきちんと理解できているかどうか、おさらいしておくことをオススメします。
他に、文字を超えて提出しており、損してしまっている生徒を何人か見かけたので、注意してください。
また、Week 2は「Written Assignment Unit 1」のPeer Assessmentがある週です。採点すべきAspectは5つで、Grading scaleは5pt刻みで説明されていますが、Weight自体は1ptになります。
Written Assignmentに関しては、Reading Assignmentの際に、基礎的な用語の意味をきちんと把握しておく必要があります。
Learning Journalにおいては、今回は記事を探して、執筆する必要があります。
Self Quizは今回も15問でした。グラフなどは出ないため、Reading Assginmentで基礎的な用語を理解しておけば、難しくはありません。
Unit 3: Elasticity(弾力性)
Unit 3のトピック
- Price Elasticity of demand: Definition and examples
需要の価格弾力性:定義と例 - Income Elasticity, Cross price Elasticity: Definition and examples
所得弾力性、交差弾力性:定義と例 - Price Elasticity of Supply
供給の価格弾力性 - Relationship between Elasticity and revenue and taxation
弾力性と収益、課税の関係
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 弾力性の種類を分析する
- 現在の経済におけるマーケティングの観点から、価格弾力性について説明する
- 価格弾力性を計算する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 3のタスク
- Unit 2のWritten AssignmentのPeer Assessmentを行う
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Self Quizを受ける
- Graded Quizを受ける
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 3のレビュー
Week 3は、Graded Quizがある週です。Reading Assignmentに関しては、Chapter 5だけなので、いつもよりボリュームは少なめでした。
ページ数で言うと25ページ分で、単語数は約12,000 words(約66,000 characters)になります。動画リソースは1本でした。
学習に役立ったオススメの動画
▼Elasticityについての動画
「Elasticity」とは、日本語で「価格弾力性」とのことです。Elasticityについては、こちらの動画が大変参考になりました。
▼Differential Equationについての動画
「Differential Equation(微分方程式)」に関して、大変役に立った動画はこちらです。動画で学ぶことによって、文系の私でも苦なく学ぶことができました。
Discussion Assignmentでは、ある領域の会社についての分析をします。
「価格弾力性」に関して理解している必要があるので、きちんとReading Assignmentやネットの動画や記事などで、学んでおきましょう。また、本ユニットでは計算があるので、各方程式をきちんと覚えておく必要があります。
また、今回もWritten Assignment Unit 2のPeer Assignmentを行う必要があります。評価するaspectに関しては、5つ分ありました。
Self Quizに関しては、今回のReading Assignmentも方程式が多かったことから、文系の私にはSelf Quizも少しレベルアップしたように感じました。
今回のGraded Quizは、出題数は20問で、制限時間は40分です。Self quizと教材のKey Termsを全部記憶しておけば、難しくはありません。
Damn that was so close! I wish I could review which one was incorrect…
今回は満点を目指してたので、
この結果を受けて悔しがっていたら
「You are such a perfectionist!」と
彼に笑われましたwでもまたSelf Quizと間違えて
クリックしてしまった割には
良い点が取れたので良かったです😂 pic.twitter.com/CgUJHk0ExP— Sayah🌎マルチリンガルライター🇯🇵🇺🇸🇪🇸🇫🇷多言語で生活するフリーランス🗣 (@sayah_media) February 18, 2021
Self QuizもGraded quizも、内容が似ていても、「Elasticity(弾力性)」か「Inelasticity(非弾力性)」か、または「Demand(需要)」か「Supply(供給)」かなどで、意味が真逆になってしまったりするため、きちんとそれぞれの意味を理解しておくことが大切です。
Unit 4: Consumer Choices(消費者の選択)
Unit 4のトピック
- Introduction to Consumer Choices
消費者の選択の概要 - Total Utility and Diminishing Marginal Utility
総効用と限界効用の減少 - Choosing with Marginal Utility
限界効用による選択 - Utility Maximization Rule
効用最大化ルール - How Changes in Income and Prices Affect Consumer Choices
収入と価格の変化が消費者の選択にどのように影響するか - Demand Curves and Marginal Utility
需要曲線と限界効用
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 収入と価格が消費者の選択にどのように影響するかを評価する
- 限界効用を比較することによって、意思決定を分析する
- 行動経済学が消費者の選択にどのように役立つかを説明する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 4のタスク
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Written Assignment Unit 4を提出する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 4のレビュー
ユニット4まで来ると、クラスメートの数は28人になっていました。
ユニット4のReading Assignmentの課題は、教材のChapter 6と、動画が2本分です。ページ数にすると20ページ、単語数と文字数が約10,000 wordsと約55,000 charactersありました。
個人的には、この辺りからリーディングでも難しい用語が増えてきて、Self Quizもちょっと難しくなってきたという印象です。
Discussion Assignmentについては、個人的にはそんなに難しいテーマであると感じませんでしたが、今までに習ったことを踏まえて書く必要があります。
Written Assignmentは、回答をする前にリサーチを行う必要があります。そのため、ソースを探す時間も確保してから取り掛かることをお勧めします。
Learning Journalに関しては、計算をした上で、それに対する説明をしなくてはなりません。そのため、Reading Assignmentやリサーチなどで、内容をきちんと押さえておく必要があります。
Unit 5: The Theory of the Firm(企業理論)
Unit 5のトピック
- International Environmental Issues
国際的な環境問題 - Positive Externalities of New Technology
最新技術の正の外部性 - Governments Encouraging Innovation
イノベーションを奨励する政府 - Market-Oriented Environmental Tools
市場志向の環境ツール - The Economics of Pollution
汚染の経済学
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 正の外部性と負の外部性を区別する
- 私的利益と社会的利益の違いを説明する
- イノベーションへの政府の関与を分析する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 5のタスク
- Unit 4のWritten AssignmentのPeer Assessmentを行う
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Written Assignment Unit 5を提出する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 5のレビュー
ユニット5のReading Assignmentは、同教材のChapter 12とChapter 13、そして動画リソースは3本です。
Reading Assignmentでは、急にChapter 12、13まで飛びます。ボリュームとしては42ページ分で、約19,500 words、122,000 charactersです。Chapter 12では6 sectionあり、Chapter13では3 sectionあります。
また、これだけの文章量を読むだけではなく、ユニット5ではWritten Assignmentや前回のWritten AssignmentのPeer Assessmentもあるため、時間配分に注意してください。
次の週にGraded Quizがあることを考えると、前倒しで課題に取り組み、Graded Quiz前に各ユニットを復習する時間を作れるようにしておくことをオススメします。
学習に役立ったオススメのサイト
ちなみに、こちらのKhan Academyの教材は、本コースで使用している教材とほぼ同じなのですが、字が大きいのと、まとまってて見やすいので、コースの間、気分で読み分けしていました。
「Dilemma of prisoner(囚人のジレンマ)」の定義に関しては、こちらのサイトが非常に分かりやすかったです。
また、Discussion AssignmentもWritten Assignmentも、「Positive Externalities(正の弾力性)」や「Negative Externalities(負の弾力性)」についてきちんと理解しておくことが大事です。
日本語だと、こちらの千葉商科大学の説明が、大変分かりやすくて参考になりました。
ちなみに、今回Learning Journalに関しては、表や計算などの練習はありません。一つのテーマに対し、自分の意見を500 words以上で書きます。また、テーマに合った参考文献を探す必要があります。
Self Quizはいつも通り15問だったのですが、なぜかGradeが30点満点になっていました。しかし、Self Quizは成績に入らないため、そこまで気にする必要はないでしょう。
Unit 6: Market Structures: Perfect Competition and Monopoly (市場構造:完全競争と独占)
Unit 6のトピック
- Labor Markets and Income
労働市場と収入 - Immigration
移民 - Employment Discrimination
雇用差別 - Lorenz curve
ローレンツ曲線 - Poverty Trap
貧困の罠 - Income Inequality
所得格差
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 完全競争と独占モデルの仮定を適用する
- 短期操業停止ルールを適用する
- 利益最大化ルールを適用する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 6のタスク
- Unit 5のWritten AssignmentのPeer Assessmentを行う
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Self Quizを受ける
- Graded Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 6のレビュー
ユニット6までくると、クラスメートは27人に。
今回のReading Assignmentは、いつもの教材のChapter 14とChapter 15に、動画リソースが2本です。
ボリュームとしても、60ページ分に27,500 words、167,000 charactersと非常に多いため、大変時間がかかりました。そのため、スタートダッシュに遅れてしまうと詰んでしまいます。
Graded Quizに向けて、勉強用の時間に少し余裕を残しておくためにも、早めにリーディングに取りかかっておくことをオススメします。
Discussion Assignmentに関しては、そんなに難しくない内容です。リーディングのChapter 14から出題されるため、Chapter 15を読む前でも、取り掛かることができます。
また、今回のユニットでもWritten Assignment Unit 5のPeer AssessmentとGraded Quizがあります。本Termの真ん中辺りで、UoPeople用のメアドとマイクロソフトが支給されたのですが、Peer Assessmentをしていると、依然としてPDFでWritten Assignmentを提出する人も多いです。
Graded Quizに関しては、Self Quizや教材のKey Terms、Summaryをしっかりやっておけば難しくはないと思います。
また1問間違えた。。
試験前の勉強を始めるのが
遅かったことと、
充分な時間を確保できず
結局一夜漬けで
充分な睡眠が取れなかったことが
今回の反省点。次はもう少し余裕を持って取り組もう。
新しいユニットの始めは
油断しないで
木曜からすぐ取りかからないと
後半で泣くことに😂#UoPeople pic.twitter.com/6WT7HfuVpT— Sayah🌎マルチリンガルライター🇯🇵🇺🇸🇪🇸🇫🇷多言語で生活するフリーランス🗣 (@sayah_media) March 11, 2021
Learning Journalに関しては、表計算がありますが、この計算自体の提出はありません。あくまでも、その計算を元に分析し、その分析結果に基づいて執筆します。
ポイントとしては、「Poverty(貧困)」や「政府の支援」について、きちんと理解しておくことが大切です。
Unit 7: Monopolistic Competition and Oligopoly(独占的競争と寡占)
Unit 7のトピック
- Financial Capital
金融資本 - Accumulating Personal Wealth
個人の富を蓄積する - Special Interest Politics
特別利益政治 - Democratic System of Government
民主的な政府システム
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 7のタスク
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Written Assignment Unit 7を提出する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 7のレビュー
ユニット7のReading Assignmentは、Chapter 17とChapter 18に、動画リソース2本です。
ページ数は41ページで、2 Chapter分あるものの、Chapter 17と18共に、3 sectionしかないため、同じ2 Chapterあるユニット2やユニット6よりも、ページ数は20ページほど少なくなっています。
ただ、単語数でいうと約23,000 words、文字数にすると約138,000 charactersほどあり、新しい単語もたくさん出てくるので、油断禁物です。
Discussion Forumに関しては、今回はChapter 18から出題されているため、リーディングを後回しにすると、提出が遅れてしまうので注意してください。
Written Assignmentに関しては、ファイナンシャル(主に株式)のことを、きちんと理解しておく必要があります。また、それ以外にも指定のサイトのチャートの読み方について、何度もリサーチを行ったりと、結構な時間がかかってしまいました。
株など、金融関係の知識がある方なら難しくはないかもしれません。しかし、個人的には今回のコースで一番難しいユニットであったと感じました。
また、本ユニットのメイントピックでもあるファイナンシャルに関しては、どのミクロ経済学入門の参考書にも掲載されていませんでした。
さらに、一回一回ネットで調べても、難しい言葉や用語が使われており、解釈に困難を極めました。加えて、日本語のサイトで調べようにも、日本とアメリカではシステムが異なるため、あまり参考にすることができませんでした。
そこで金融系の入門書を探していたところ、役立ったのはこちらの本です。
学習に役立ったオススメの参考書③
▼お父さんが教える13歳からの金融入門
(左:電子辞書版 右:ペーパー版)
こちらの本は、お父さんが13歳の子どもに教える目線で、非常に簡略化されて書かれているので、複雑なことでも、難しい言葉を使わず易しい表現で説明されており、大変分かりやすかったです。
また、日本の株式市場ではなく、アメリカの市場について書かれており、用語の英訳なども度々書かれているため、本コースでファイナンシャルを学ぶにあたって、大変助かりました。
このChapterで学ばないものも掲載されていますが、私はこのコースで学んだ用語だけ、取り急ぎこの本でレビューし、理解を深めました。
Unit 8: Poverty and Economic Inequality(貧困と経済的不平等)
Unit 8のトピック
- Absolute and Comparative Advantage
絶対優位と比較優位 - The Benefits of Reducing Barriers to International Trade
国際貿易への障壁を減らすことのベネフィット - Protectionism
保護貿易主義 - Restricting Imports
輸入の制限 - Trade Policy
貿易政策
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
このユニットの目標:
- 国際貿易における絶対優位、比較優位、機会費用について話し合う
- 国際貿易が仕事、賃金、労働条件に与える影響について説明する
- 貿易障壁がグローバリゼーションに与える影響を分析する
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 8のタスク
- Unit 7のWritten AssignmentのPeer Assessmentを行う
- Learning GuideとReading Assignmentを一通り読む
- Discussion ForumにDiscussion Assignmentを投稿する
- Discussion Forumで少なくとも3人の生徒の投稿に返信する
- Self Quizを受ける
- Learning Journalを提出する
- Review Quizを受ける
- 本文のChapter 14の最後にある「セルフチェックの質問」に答える(提出不要)
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 8のレビュー
最初は36人からスタートした「Microeconomics」コースですが、最終的には27人のクラスメートが残っていました。
ユニット8のReading Assignmentは、Chapter 19とChapter 20、動画リソースが3本です。
今回のReading Assignmentの内容とDiscussion Assignmentの内容は、個人的にはそんなに難しくありませんでした。過去に習ったことを応用できる内容です。
Learning Journalに関しても、Chapter 20の最後まで読み終えていれば、難しくない内容だと思います。クリティカルシンキングで考えることが必要です。
Review Quizは78問あり、ほとんどがSelf Quizからの出題でした。
Unit 9: Final Exam(期末試験)
Unit 9のトピック
Final Exam(期末試験)
Unit 9のタスク
- Final Examの準備と提出
Source: BUS 1103 – AY2021-T3: Syllabus
Unit 9のレビュー
Final Examは出題数が40問、制限時間は1時間です。
高得点を取るコツとしては、
- 普段と同様、Self QuizやReview Quizを解きまくること
- 教材のKey Termsを完璧に覚えること
です。
Final Grade出てました☺️
Microeconomics、
大変でしたが
何とかA取ることができました🙇皆さんは次のTermまで
どのように過ごしてますか??☺️私は今の内にと思い
ブログと確定申告に
取りかかっています💪#UoPeople pic.twitter.com/yp3b040e4T— Sayah🌎マルチリンガルライター🇯🇵🇺🇸🇪🇸🇫🇷多言語で生活するフリーランス🗣 (@sayah_media) March 31, 2021
最後に
本コース「BUS 1103: Microeconomics」で学ぶ前は、私自身も経済学のことを「お金について学ぶ学問」だと思っていました。しかし、このコースで学び始めてからは、経済学とはもっと奥が深いものであることが分かりました。
決して簡単な学問ではないことは確かですが、ミクロ経済学を学べば、「想像していた学問と違う」と、良い意味で期待を裏切られるはずです。私もこのコースで学ぶことによって、世界の様々な動きや問題を知ることや、多くのインスピレーションを得ることができました。
心して受講した「Microeconomics」ですが、想像以上に楽しみながら受講することができました。この記事が、皆さんにとって少しでも役立てれば幸いです。
▼オススメ記事:「UNIV 1001: Online Education Strategies」のレビューはこちら。
▼オススメ記事:「UNIV 1001: Online Education Strategies」レビュー前半はこちら。
日本語、英語、スペイン語、フランス語のマルチリンガル。2006年から海外との往復を繰り返す。Webメディア運営会社に約5年勤めたのち、フリーランスとして独立。【経済・ビジネスライター】【SEOディレクター】【コピーライター】【オンラインPR】【AI prompt engineer】として働く傍ら、アメリカの大学「University of the People」でBusiness Administration(経営学)を履修中。執筆メディア:『ダイヤモンド・オンライン』『SPEEDA』『ELLEgirl』など。Yahoo!ニューストピックス、NewsPicks掲載経験あり。 グローバルに学び、働き、旅したい人に知って得する有益な情報をお届けします。