Sophiaから単位移行できるコースと移行方法

Bonjour！2020年からUniversity of the People（UoPeople）で経営学を学んでいる、マルチリンガル社会人大学生のSayah (@sayah_media)です。

この記事では、「最短で学位を取得したい」「コース料金を節約したい」というUoPeople学生やアメリカの大学生に向け、

• SophiaからUoPeopleに単位移行する方法
• Sophiaから単位移行が可能なコース
• 単位移行が可能なその他のサービス
• Sophiaを利用するメリットとデメリット
• 単位移行をする際の注意点

などについて解説していきます。

※この記事は最新情報が入り次第、随時更新・追加予定（最終更新日：2023年8月15日）

Sophia Learningとは

「Sophia Learning」とは、短期間で単位の取得が可能な、オンライン学習サービス（MOOC）です。

「MOOC（Massive open online course）」とは、日本語で「大規模オンライン公開講座」を意味し、学生の単位移行だけではなく、企業の人材育成（リスキリング）やビジネスパーソンのリカレント教育・生涯学習としても、近年注目を集めています。

ここでは、Sophia Learningの概要について解説します。

Sophiaで学習できる分野とコース

Sophiaに現在用意されているコースは約60コースで、以下9つの学問分野を学ぶことができます（2023年5月時点）。

• Humanities
• Computer Science and IT
• Science
• English and Communication
• Math
• Social Science
• Business
• Career Success 🆕
• Language 🆕

Sophiaの単位は多くの大学で認められている

SophiaのACE CreditとDEAC推奨コースは、何百もの大学で単位として受け入れられています。

DEACとは「遠隔教育認定機関（Distance Education Accrediting Commission）」の略で、高等教育認定評議会と米国教育省に認められた正式な認定機関です（UoPeopleもDEACに認定されています）。
Source: Sophia Learning | Online Courses for College Credit

無料トライアルや30日間の返金保証もあるため安心

また、Sophiaには無料トライアルが用意されており、最初のChallengeを無料でトライできます（Challengeについては、後ほど解説します）。

無料トライアルを終了後にメンバー登録した場合、トライアルで学んだ情報は保存されるため、メンバー登録後に最初からやり直す必要はありません。

他にも、Sophiaでは30日間の返金保証が用意されているため、メンバーシップの開始日から30日以内に必要なプロセスを踏めば、全額返金を受けることができます。

紹介制度を使えば、約3,000円分もお得に！

また、新たにスタートした「紹介制度」を利用すれば、初月の支払いが、20ドル割引されます（2023年8月時点で約3,000円）！

※以下のフォームから、「名前*¹」「Eメール*²」を入力し、送信していただければ、20ドル分のディスカウントが貰える「紹介コード^*3」をお送りいたします。

▼Sophia 紹介コード用フォーム

※紹介コードはSophiaから送信されます。数日経っても届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。

Sophia Learningの学習システム

Source: Sophia Learning | Online Courses for College Credit

Sophia Learningでは、各Unitの中に複数のChallengeが用意されています。また、Challengeの中にも5〜10ほどのChapterが用意されています。

コースによって異なりますが、1コースあたりのUnitの数は3〜4、Challengeの数は2〜4ほどあります。

以下の画像のように、【Unit 1】Challenge 1→Challenge 2→Challenge 3→【Unit 2】Challenge 1→Challenge 2のような感じで、学習を進めていきます。

Source: Accounting | Sophia Learning

各Unit後には、Practice Milestone（Self QuizやReview Quizのように、成績に反映されない予習用の練習テスト）や、Milestone（Graded Quizのように成績に反映されるテスト）が用意されています。

各Unitを完了したら、最後にFinal Milestoneを受験します。各Milestoneは平均20〜30問出題されます。

また、一部のコースでは、Touchstoneと呼ばれるプロジェクトベースの成果物（課題）を提出する必要があります。

こちらは手動で採点され、採点完了までに要する時間は通常7営業日程度です。

単位を取得する要件

Sophiaでコースを完了し、Transcript（証明書）を取得するには、以下の要件を満たす必要があります。

• 各UnitのMilestoneに合格する（ポイントを50%以上獲得）
• すべてのChallenge、MilestoneおよびTouchstoneで合計平均スコア70%以上獲得する
• Final Milestoneで50%以上獲得する

要件を満たせなかった場合、Challengeごとに1回、Milestoneごとに1回のretake（再履修）が可能です。

Sophia Learningで学ぶ3つのメリット

ここでは、Sophia Learningでコースを履修するメリットとデメリットについて解説します。

↑UoPeopleについても言及されている書籍

①卒業までの時間を短縮できる

Sophiaは完全自習型のサービスです。一度に2コースまで履修可能で、コースによっては3〜4日ほどで完了できるため、大幅に時間が節約できます。

Sophiaを活用することで、実際にどの程度お金や時間を節約できるかを把握しておきたい方は、こちらのページからシミュレーションすることが可能です。

UoPeopleのようなUnitごとの締め切りや課題もないため、自分のペースで学べる点も大きなメリットといえるでしょう（一部Touchstoneが含まれるコースを除く）。

②コース料金の節約ができる

また、時間だけじゃなくお金が節約できる点も大きな魅力の1つです。

Sophiaはサブスク型の料金プランを採用しており、契約しているプランの期間に応じて更新・引き落としされるシステムになっています。

注意点として、次の更新日までにキャンセルなどの手続きをしない場合、プランは自動的に更新されることにご留意ください。

Sophiaで用意されている会員プランと料金は、以下の通りです（2023年5月現在）。

Sophiaの会員プランと料金表

例えば、Sophiaでコースを履修して、月額プランで1ヶ月の間に2コースを完了した場合、1コースにつき49.5ドルで履修できることになります。

1年間プランの場合、なんと1コースあたり約25ドルです！

UoPeopleでは、単位を移行するにあたって、1コースあたり17ドル支払う必要があります。

しかし、単位移行の手数料を含めても、月額プランなら1コースあたり約67ドル、1年間プランなら約42ドルしかかかりません（1ヶ月間で2コースを完了した場合）。

UoPeopleのBachelor’s Degree （学士号）の場合、コース評価料が1コースにつき120ドル*なので、Sophiaでコースを履修することで、コース料金を大幅に節約することが可能です。

※2020年11月までに入学している学生は、1コースにつき100ドル

前述の通り、Sophiaで1ヶ月で2コースを完了した場合、1年間プランの場合は3分の1の価格、月額プランの場合は2分の1の価格で単位が取得できます。

さらに、1ヶ月で4コースなど、短期間でより多くのコースを履修すればするほど、よりコストを抑えて単位を稼ぐことも可能です。

また、前述の通り、Sophiaには「紹介制度」が導入されており、このシステムを活用することによって、初月の料金が20ドル安くなります。

以下のフォームから、「名前*¹」「Eメール*²」を入力し、送信していただければ、20ドル（約3,000円相当）分のディスカウントが貰える「紹介コード^*3」をお送りいたします。

▼Sophia 紹介制度 専用フォーム

※紹介コードはSophiaから送信されます。数日経っても届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。

③学習リソースが読みやすい

他に、学習リソースの読みやすさも、筆者が感じたメリットの1つです。

コースにもよりますが、「Financial Accounting」「Visual Communications」「Environmental Science」を履修してみた感じとしては、文章が長くて情報量が多すぎる教材と異なり、ギュッと要約されている分、スラスラと頭に入ってきました。

そのため、UoPeopleよりも比較的簡単だと感じる学生も多いようです。

Sophia Learningで学ぶ3つのデメリット

Sophiaでの学習は、メリットだけではなくデメリットもあります。ここでは、Sophiaで学習するデメリットについて解説します。

①長期記憶として定着しない可能性がある

Sophia Learningはいわゆる短期集中型の学習サービスです。そのため、どうしても単位の取得だけが目的となり、詰め込み型の学習となってしまう可能性があります。

しっかり身につけたい知識や分野は、毎週課題を提出しながらゆっくり学べるUoPeopleの方が、長期記憶につながるのではないかと思います（※あくまでも私個人の感想です）。

②モチベーション低下につながる可能性がある

また、課題や各チャレンジの締め切りがないことによって、Sophiaでの学習を後回しにしてしまったり、同じペースで一緒に学ぶクラスメートがいないことで、モチベーションの低下につながったりなどが考えられます。

ちなみに、私も「半年以上ログインしてない」なんてことがあるにも関わらず、月額プランで毎月払い続けている課金勢の1人です（笑）。

社会人大学生として、大学での学業や仕事などで勤しんでいると、締め切りがないSophiaへの優先順位は、どうしても下がってしまいがちです。

私の周りには、集中的にSophiaで勉強できそうな時だけSophiaに登録して、解約したり戻ったりを繰り返しているUoPeople学生も少なくありません。

このように、ご自身のスケジュールをきちんと把握したうえで、効率的な学習プランを組むことをおすすめします。

③逆にお金が高くついてしまう可能性がある

そのため、私のように解約する決心がなかなかつかず、使用頻度の少ないサブスクでもズルズルと契約し続けてしまうタイプの人は、逆にお金が高くかかってしまう可能性があります。

前述した通り、Sophiaに登録する際は、ご自身のスケジュールを鑑みたうえで、計画的にSophiaの利用期間や学習スケジュールを立てるとよいでしょう。

私の場合、月額プランが$99.00に値上がりする前に登録した人は、そのまま値上げ前の料金（$79.00）で使えるということもあり、解約する決心がつかずに沼ってしまっていたのですが、この学習ペースだともはや1年間プランに切り替えた方が良いなと改めて思いました（笑）。

このように、Sophiaで単位移行が可能なコースを検討する場合は、SophiaとUoPeople双方のメリットやデメリットを把握した上で、ご自身の性格や状況によって上手に使い分けることをオススメします。

また、SophiaとUoPeopleのシラバスを見て内容を比較し、どちらが自分のニーズに合っているか、自分にとって有益かを見極めた上で判断することも重要です。

Sophiaで学ぶ際に注意すべきポイント

ここでは、Sophiaで学ぶ際の注意点と対策について解説します。

60日間を越えるとコースがクローズしてしまう

Sophiaでは、基本的に1コースにつき60日以内で修了できるよう、学習プランが設計されています。

60日以内にコースを修了できなかった場合、30日以内であれば、コース内に期間の延長を申請するためのリンクが表示されます。
Source: Study Guide Tutorial | Sophia Learning

しかし、私の場合、ログインしていない期間が長すぎたため、以前取り組んでいたコースが「inactive（非アクティブ）」と表示され、そのコースを履修できない仕様になっていました。

期限が過ぎてしまったときの対策

コースが「inactive（非アクティブ）」になってしまった場合は、Sophia Learning Coachに連絡を取る必要があります。

Sophia Learning Coachの連絡先

Sophia Learning Coachへの連絡方法は、Eメール・電話番号・ライブチャットの3種類あります。それぞれの連絡先は、以下の通りです。

私が連絡をした際は、「60日以上何も学習に進展がなかったため、ステータスが『inactive』になってしまっています」との説明を受け、すぐに「reactive（再アクティブ化）」に変更してくださいました。

この場合、前回中断したUnitもしくはChallengeから学習を再開できます。

お陰で、その後すぐにそのコースを修了し、UoPeopleに単位移行することができました。

しかし、2回目に問い合わせた時は、半年以上Sophiaにログインすらしていない状態だったので、「コースのバージョンが古すぎるため、reactive（中断したところから再開する）することができません。唯一の選択肢は、コースをリセットして、再登録していただき、再履修していただくことです」と言われてしまいました。

幸い、そのコースはまだUnit 1すら完了できていない状態だったので、すぐにコースをリセットしてもらい、再履修することができました。

とても驚いたのは、メールをしてから最初の返信までに要した時間が10分で、早い時は3分でレスをくれたため、問い合わせからたったの30分程度で問題が解決したことです。

さらに、「コースのバージョンが古すぎる」ということは、定期的にコンテンツのアップデートを行なっているということなので、こちらも非常に好印象でした。

UoPeopleで単位移行できる条件

UoPeopleでは、単位移行できる条件として、各コースの成績がC以上であることが定められています。

Source: Transferring Credits to UoPeople | University of the People

コース内容がUoPeopleの内容と同等である必要があり、同等じゃない場合、UoPeopleの学位プログラムの選択科目の単位に使用することも可能です。

また、受講するコースは、認定機関に認定されているもののみ受け入れられます。

他にも、文書は公式のものである必要があり、各コースの下に ACE の推奨（ACE recommendation）が記載されている必要があることに注意してください。

学士号で移行可能な単位

学士号においては、他の高等教育コースを移行できるだけではなく、以下の単位を移行することもできます。

• Advanced Placement (AP) credits
• College Level Examination Program (CLEP)
• International Baccalaureate (IB) credits
• American Council on Education (ACE) transcripts

上記の通り、Sophiaで獲得することができるACE creditは、UoPeopleに移行することが可能です。

修士号で移行可能な単位

修士号においては、大学院レベルのコースのみ移行可能な単位として考慮されます。現在UoPeopleでは、以下の単位は受け入れられていません。

• Remedial Credits
• Experiential Credit
• Continuing Education Units

コース名や単位数は同一である必要はない

単位移行予定のコース名や単位数は、UoPeople が提供するコース名や単位数と同一である必要はありません。

単位移行の申請後に、Transfer Credit 事務局が適切な計算を行い、最終的に以下の決定を下します。

• 移行されたコースが換算される単位数
• コースの内容が UoPeople のいずれかのコースと同等であるか
• コースが UoPeople 学位プログラムの選択コース単位に使用できるか

Sophia→UoPeopleに単位移行できるコース

ここでは、実際にSophiaからUoPeopleに単位移行できるコースをリサーチし、移行先のコースまたは学問領域（Disciplinary area）をまとめました。

これらの情報は、2023年5月17日時点でのSophia上の情報、筆者が実際に単位移行に成功したコース、実際にProgram Proviserに問い合わせて確認したものです。

※カッコ内は、単位移行した際に分類される学問領域（Disciplinary area）です。

Sophiaでは次々に新コースが開設されており、コース名や移行先が予告なく変更される場合があるため、新着情報が入り次第更新していきます。

また、単位の受け入れはTransfer Creditチームの独自の裁量にあり、最終的な決定権限はTransfer Creditチームにあることに注意してください。

単位互換がまだ正式に承認されていないコース

UoPeopleでまだ正式に単位移行が承認されていないコースは、以下の3つです（2023年5月17日時点）。

• Microbiology
• Microbiology Lab
• U.S. Government

Sophiaで上記のコースを履修希望の方は、UoPeopleに先に問い合わせることをオススメします。

Sophia以外にも単位が取得できるサービス一覧

ここでは、Sophia Learning以外にもACE creditを取得可能なサービスをいくつかご紹介します。

【Saylor Academy】
無料の学習サービス（Proctorに5〜25ドル別途かかります）
https://www.saylor.org

【Cousera】
無料・有料コースありのMOOC（有料コースは39ドル〜）
https://www.coursera.org

【Study.com】
月額$199.99の学習サービス
https://study.com

【Straighterline】
月額99ドル + 1コースあたり59ドルの学習サービス
https://www.straighterline.com

【Outlier】
1コースあたり400ドルの学習サービス
https://www.outlier.org

【Aleks】
月額20ドルのAI学習サービス
https://www.aleks.com

【Instant Cert】
月額20ドルまたは108ドルの一括払い。一部ACE creditを取得可能なコースあり
https://www.instantcert.com

【Online Degree】
無料学習サービス。18歳以上の米国市民または永住者で、GEDまたは高校卒業を終了している人のみ受講可
https://www.onlinedegree.com

上記サービスから単位移行できるコース一覧

先に述べた通り、UoPeopleに単位移行が可能なサービスは、Sophia以外にも色々あります。

ここでは、「StraighterLine」「Study.com」「Saylor Academy」から単位移行できるコースをご紹介！

ただ、単位移行が可能なコースは、UoPeopleのWebサイトなどには掲載されていません。

どのコースがどの単位に換算されるかを確認するには、YammerやTwitter、Facebook、WhatsApp、Slack、Discord、RedditなどのSNSや掲示板、UoPeople生のブログなどで情報収集する必要があります。

そのため、以下の情報は筆者が上記のサービスから独自に収集したものであり、あくまでも公式に発表されたものではないことにご留意ください。

心配な方は、Program Adviserに問い合わせてみることをオススメします（ただし、Program AdviserはTransfer Credit チームとは Department が異なるため、正確な移行先が確認できるとは限りません）。

StraighterLine→UoPeopleに単位移行できるコース

ここではまず、StraighterLineからUoPeopleに単位移行できるコースをご紹介します。StraighterLineからUoPeopleに単位移行できるコースは、以下の通りです。

Study.com→UoPeopleに単位移行できるコース

ここでは、Study.comからUoPeopleに単位移行できるコースをご紹介します。UoPeopleと互換性のあるコースは、以下の通りです。

Saylor Academy→UoPeopleに単位移行できるコース

最後に、SaylorからUoPeopleに単位移行できるコースをご紹介します。SaylorからUoPeopleに単位移行できるコースは、以下の通りです。

ダイビングライセンス(Cカード)も移行可能？

筆者もダイビングライセンス（Cカード）を所持しているのですが、実はダイビング団体のPADIでは、ACE承認済みのダイビングコースを26種類も提供しているって知っていましたか？

PADIやSSIなどのCカードを持っている方は、いくつかElectiveとして単位移行できる可能性があります。詳細や申し込みフォームはこちらからご確認できます。

このように、もしかしたら皆さんが所持している資格や免許の中にも、Credit Transferできるものがあるかもしれません。

気になる方は、ACEの公式サイトで検索してみるか、UoPeopleのProgram Adviserに問い合わせてみることをオススメします。

単位移行をする際の注意点

また、単位移行の際には、単位が換算されるコースに留意するだけではなく、他にもいくつか気をつけておきたいポイントがあります。ここでは、単位移行をする際の注意点をご紹介します。

①規定やコースは変更される場合がある

前述の通り、UoPeopleと各MOOCサービスの単位移行に関する規定は、都度変更される場合があります。そのため、単位の移行をする際は、最新の情報を参照するようにしましょう。

実際に、筆者が情報収集した際にも、「Sophiaの『Introduction to Information Technology』を履修したにも関わらず、Elective以外の単位に移行された」という意見や、「ACE creditであれば何らかの形で（Electiveなどで）すべて単位移行できる」という意見など、さまざまなコメントが投稿されていました。

そのため、各MOOCサービスでコースを履修する際や単位を移行する際には、一番最新で信憑性の高いソースを参考にすることをオススメします。

②移行可能な単位数が定められている

UoPeopleで移行可能な単位数は以下の通りです。Sophiaで履修をする際には、これらの上限に気をつける必要があります。

Source: Transferring Credits to UoPeople | University of the People

例えば、私が取得を目指しているBachelor’s Degreeの場合、90単位まで移行することが可能です。

③学位取得に必要なコースや条件がある

また、Sophiaのコースを選ぶ際は、学位取得に必要なコースも念頭に入れておきましょう。

例えば、経営学部の学士号（Bachelor of Science in Business Administration）の場合、学位取得に履修必須な単位数と種類は以下の通りです。

【専攻科目】
60単位

【一般教養】
60単位

また、一般教養においては、指定されている学問および数の単位を取得する必要があります。

• Humanities：6単位
• Social & Behavioral Sciences：6単位
• Natural Science and Technology：3単位
• Civilization Studies, Culture and Belief：3単位
• Values and Ethical Reasoning：3単位
• Different Disciplinary Elective：3単位
• Elective：36単位

Source: B.Sc. Business Administration Degree Curriculum | UoPeople

そのため、Sophiaで単位を取得する際は、どんな分野の単位を取得する必要があるか、きちんと卒業までのロードマップを描いた上でコースを選択することをオススメします。

④単位を移行した場合、成績は反映されない

また、単位を移行した場合、受講したコースの成績は反映されないため、学生のCGPAには影響しないという点にも注意してください。
Source: Transferring Credits to UoPeople | University of the People

卒業までに必要なコースを把握する方法

ここでは、UoPeopleで卒業までに履修が必要なコース（または取得が必要な単位）を把握する方法をご紹介します。

①UoPeopleポータルにログインする

②[Academic Achievement]→[Degree Audit Report]をクリックする

③[Select Program]をクリックする

Source: Academic Achievements | University of the People

④目指している学位を選択する

Source: Academic Achievements | University of the People

⑤[Run Degree Audit Report]をクリックする

Source: Academic Achievements | University of the People

[Degree Audit Report]をクリックしたら、しばらく待ちます。しばらくすると、以下の画像のように学位取得までに必要なコースや単位数が表示されます。

Source: Academic Achievements | University of the People

右側にある[Print Degree Audit Report]をクリックすれば、表示されたデータを印刷することもできますよ✨

UoPeopleに単位移行する方法

ここでは、実際にSophiaで取得した単位をUoPeopleに移行（Credit Transfer / Transfer Credit）する方法について解説します。

※本章は2022年時点の情報なので、内容が変更されている可能性があります。単位移行の方法が変わっている場合は、次回Credit Transferをする際に情報を随時更新予定です。

①Credly上でアカウントを作成する

まず、Credly上でアカウントを作成するところから始めます。Credlyとは、デジタルクレデンシャル（デジタル認証情報）を発行・管理することができるサービスです。

Source: Earned Badges | Credly

Eメールアドレスの登録には、UoPeopleで発行されたものを使用することをオススメします。

すると、Sophiaで取得した認証バッジが、Credlyのダッシュボードに反映されます（下の画像参照）。

Source: Earned Badges | Credly

②右上の[Send Transcript]をクリックする

Source: Earned Badges | Credly

ここでTranscriptをUoPeopleのTransfer Creditチームに送信します。

③情報を入力する

Source: Transcript | Credly

入力する情報は以下の通りです。

• Full Legal Name（法律上の名前）
• Date of Birth（生年月日）
• Institution of Organization（大学名）
• Recipient Name（受信者名）
• Recipient Email（送信先のEメールアドレス）
• Subject（件名）
• Custom Message（カスタムメッセージ）

Recipient Nameは任意の項目なので、無記載で大丈夫です。

Custom Messageは基本自由ですが、私は毎回「Bachelor’s Degree Seeking StudentのXXXです。SophiaのXXXコースを完了したので、UoPeopleに単位を移行していただきたいです」のような文章を送信しています。

また、Recipient Emailには (Transfer.Credit@uopeople.edu)と入力しましょう。Transfer CreditチームのEメールアドレスは、UoPeopleポータルの[Admissions]→[Transfer Credits]からも確認することができます。

④UoPeople側のステータスが[処理中]になる

UoPeopleで[Admissions]→[Transfer Credits]をクリックすると、Transcriptを送信した1〜2日後には、画面に[Processing]と表示されます。

Source: Transfer Credits | University of the People

⑤UoPeopleからEメールが届く

UoPeople Transfer Creditチームから、UoPeopleで普段使用しているEメールアドレスに、単位移行に関するEメールが届きます。

私はちょうど24時間後くらいにこのメールを受信しました。アメリカ時間で日曜の26:00頃に受信したため、Transfer Creditチームのアクティブさに驚きです👀

⑥ステータスが[承認]になったのを確認する

UoPeopleポータルにアクセスし、ステータスが[Approved]に変わっていることを確認します。

Source: Transfer Credits | University of the People

⑦単位を移行したいコースを選択し、$17を支払う

Request Statusが[Approved]に変わったら、移行したいコースの右横にあるボックスにチェックを入れて、Transfer feeの$17を払います。

Source: Transfer Credits | University of the People

⑧支払いが成功したら、単位移行完了！

Source: Transfer Credits | University of the People

単位移行に成功したら、上の画像のような画面が表示されます。これで単位移行の作業は完了です！

支払いは24時間以内に反映されます（電子小切手のみ最大4営業日）。お疲れ様でした✨

UoPeopleのTransfer Credit Policyはこちら。

正しい情報収集で素敵なロードマップを

UoPeopleでは、ブログやYouTube、Twitterなどのプラットフォームで、日々最新の情報を発信しています。

UoPeopleの公式サイトやSNS、Catalogなどに掲載されていない情報は、Program Adviserに聞くか、UoPeopleの学生用のSNSや掲示板、ブログなどでリアルな声を聞くことをオススメします。

自分でリサーチしてもどうしても分からない場合などは、思いきってUoPeopleの仲間や先輩たちにコメントしてみれば、きっと良いアドバイスをもらえるはずです。

（実際に筆者も、Twitterでお世話になっているUoPeople日本人学生の犬野ぷうさんの神ブログで、SophiaやCourseraを活用した単位取得方法について知りました☺️）

また、私のブログを読んでくださった方で、以下のフォームから、「名前*¹」「Eメール*²」を送信していただいた方には、20ドル（約3,000円相当）分のディスカウントが貰える「紹介コード^*3」をお送りいたします。

▼Sophia 紹介制度 専用フォーム

※紹介コードはSophiaから送信されます。数日経っても届かない場合は、迷惑メールフォルダをご確認ください。

大学生活を充実させるには、日頃の情報収集が非常に重要です。

私もブログやSNSで発信することによって、今後も少しでも有益な情報をお届けできるよう、日々精進していきたいと思います。

この記事が少しでも皆さんの役に立てることを願って🌈✨

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