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英語で「態度」を表すBehaviorとAttitudeの違いを解説!

勤務態度

英語で「態度」を意味するBehaviorとAttitude

こんにちは、マルチリンガルライターのSayahです。1月頭にUniversity of the People(UoPeople)のTerm 2が終わり、無事に2つのコースで一定の成績を納めることができたため、これでようやくDegree Seeking Student(学位取得を目指す正規の生徒)になることができました。

Term 2で受講していた「Principles of Business Management」では、途中で「Work behavior」「Work attitude」について学ぶ機会がありました。日本語だとどちらも「態度」と訳される「Behavior」「Attitude」。両者の違いについて、明確には分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、本稿では「Behavior」と「Attitude」の意味とニュアンスの違い、使い分けについて解説していきます。

「Behavior」と「Attitude」とは

「態度」という意味で知られる「Behavior」「Attitude」。しかし意外とこれらのニュアンスの違いを知らないという方も多いようです。

では、これらは一体どのように使い分けをすれば良いのでしょうか?本章では、「Behavior」と「Attitude」のそれぞれの意味について解説していきます。

Behaviorの意味

まず、「Behavior」とは、日本語で「態度」の他に「行動」「振る舞い」「動作」「挙動」「素行」「習性」「行儀」などの意味を持つ英単語です。

また、「Behavior」には2通りのスペルがあります。本稿ではアメリカ英語の「Behavior」を使用していますが、イギリスを始めとするその他の英語圏では「Behaviour」と表記されています。

https://sayah-media.com/wp-content/uploads/2021/01/Behavior.mp3?_=1

「Behavior」の意味について、『オックスフォード現代英英辞典』では、

the way that somebody behaves, especially towards other people(特に他の人に対しての振る舞い方)

または

the way a person, an animal, a plant, a chemical, etc. behaves or functions in a particular situation(人、動物、植物、化学物質などが、特定の状況でどのように振る舞うか、あるいは機能するか)

と説明されています。

出典:behaviour noun – | Oxford Advanced Learner’s Dictionary

Behaviorの例文

  • These acceptable social behaviors in your country may be unacceptable in other countries.
    あなたの国で受け入れられているこれらの社会的行動は、他の国では受け入れられない場合があります
  • You can apply these optional advanced customizations to modify the behavior of the website.
    これらのオプションの高度なカスタマイズを適用して、Webサイトの動作を変更できます
  • People are morally responsible for their behaviors.
    人々は皆、自分の行動に対して道徳的責任があります
  • The waitress refused to apologize for her bad behavior last night.
    そのウエイトレスは、昨夜の悪い態度について謝罪することを拒否しました

Attitudeの意味

一方で、「Attitude」とは、「態度」の他に「姿勢」「心構え」「考え方」「気持ち」「感情」「意見」「身構え」などの意味を持ちます。

https://sayah-media.com/wp-content/uploads/2021/01/Attitude.mp3?_=2

『オックスフォード現代英英辞典』では、「Attitude」の意味について、

the way that you think and feel about somebody/something(誰か/何かに対してのあなたの考え方や感じ方)

あるいは

the way that you behave towards somebody/something that shows how you think and feel (あなたがどのように考え、感じているかを示す誰か/何かに対しての振る舞い方)

と説明されています。

出典:attitude noun – | Oxford Advanced Learner’s Dictionary

Attitudeの例文

  • Our CEO has a positive attitude about the free address workspace.
    私たちのCEOはオフィスのフリーアドレス制に対し、前向きな姿勢を持っています
  • His attitude of gratitude was shown in the feedback.
    そのフィードバックには彼の感謝の気持ちが表れていました
  • Our new manager is polite and has a good attitude.
    私たちの新しいマネージャーは、礼儀正しくて態度が良いです
  • I think my boss should change his bad attitude.
    私の上司は態度の悪さを改めるべきだと思います
  • I know it’s hard but you should change your behavior and make up with her.
    難しいかもだけど、態度を改めて彼女と仲直りした方が良いと思うよ

「Behavior」と「Attitudeの違い」

「Behavior」は行動や振る舞い、リアクションなどの、動きが伴う態度を表しているのに対して、「Attitude」は一生懸命な姿勢や考え方、気持ちなど、感情が伴う態度を示しています。

つまり、「Behavior」は目に見えて分かる外なる態度、「Attitude」は目に見えない内なる態度であると言えます。

BehaviorとAttitudeの比較表

ここでは「Behavior」「Attitude」の主な違いについて、表を用いて比較してみます。

Behavior Attitude
態度、行動、振る舞い、動作、挙動、素行、習性、行儀 態度、姿勢、心構え、考え方、気持ち、感情、意見、身構え、信念
動きが伴う態度 感情が伴う態度
目に見えて分かる態度 目に見えない態度
外なる態度 内なる態度
What do you do? What do you think? How do you feel?

つまり、「What do you do?」の答えとなる動きが伴う態度「Behavior」「What do you think?」「How do you feel?」の答えとなる感情が伴う態度「Attitude」であると言えます。

また、「Behavior」と「Attitude」の関係について、金融と事業保険の専門家で、ファイナンシャルコンサルタントのKimberlee Leonard氏は、

自社のプロダクトを気に入っている従業員は、積極的に顧客に従事する傾向があり、従業員同士が仲良く、経営陣を信頼している部門は、生産性が高く離職率が少ない傾向があるなど、良いAttitudeは良いBehaviorに繋がり、悪いAttitudeは悪いBehaviorをもたらします。

と、述べています。

出典:Behavior Vs. Attitude in Employees | Chron

最後に

このように関係性が強く、一見似ている「Behavior」と「Attitude」ですが、ニュアンスの違いを知っておくと、経営学やビジネスにおいてだけではなく、コミュニケーションをする上でも大変便利です。

引き続き私も、良いAttitudeBehaviorを心がけながら、仕事や大学の勉強、語学学習に日々励んでいきたいと思います。この記事が皆さんにとって少しでも参考になれば幸いです。

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