「責任を取る」「私の責任です」を英語で
Hi there!マルチリンガルライターのSayah (@sayah_media)です。
今回は「責任を取る」「私の責任です」の一般的な英語表現から言い換えフレーズまで、「責任」に関する英語フレーズをご紹介!
また、「Responsibility」と同じく「責任」を意味する「Onus」「Accountability」との違いとは?
ぜひ当記事でワンパターン英語にバリエーションを持たせて、ボキャビル&言い換え力を高めていきましょう✨
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「責任」を表す単語一覧と使い分け
英語で責任(名詞)は「Responsibility」です。形容詞では「Responsible(責任のある)」になります。
頭に「ir」を付けて「Irresponsible」と言えば、「無責任」という意味になります。
また、「Onus」「Accountability」などの英単語も「責任」と訳されます。
他に、シチュエーションによっては、義務を意味する「Liability」「Duty」「Obligation」などの英単語が用いられることがあります。
「責任」に関連する重要な英語表現
ここでは日常会話やビジネスなどでよく使われる、「責任」に関連する英語表現をご紹介します。
- 連帯責任:Joint responsibility、Joint liability
- 瑕疵担保責任:Defect liability、Warranty against defects
- 賠償責任:Compensation liability, Indemnity liability
- 社会的責任:Social responsibility
- 企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility(CSR)
- つくる責任つかう責任(SDGs):Responsible Production and Consumption
- 引き取り責任:Inventory purchase guarantee、Purchasing responsibilities
- 無過失責任:Strict liability
OnusとResponsibilityの違い
それでは「Onus」と「Responsibility」には、一体どのような違いがあるのでしょうか?
Responsibilityとは、道徳的責任、法的責任、精神的責任、説明責任、釈明義務がある状態のことを示します。
つまり、Responsibilityは限定的ではなく、軽いものから重いものまで、幅広いシーンでの「責任」を意味する単語です。
一方で、Onusは法的な義務や責務など、重めの責任を表します。ちなみに読み方はカタカナだとオーナスに近いです(英語発音は「ōnəs」)。
また、Onusには汚名や立証責任、負担、重荷などのネガティブな意味もあり、「責任を負う」という形で使われることも多いのが特徴です。
Responsibilityは「責任感」などのポジティブな意味でも使うことができます。
AccountabilityとResponsibilityの違い
また、同じく「責任」を表す「Accountability」。
「説明責任」とも訳される「Accountability」ですが、「Responsibility」との違いは以下の通りです。
Responsibility | Accountability |
タスクを完了する義務。 完了できない場合、責任を果たしていないとみなされる。 |
タスク完了後に説明する義務。 |
目標に向かっている間、継続的に行われる。 | 状況が発生した後に起こる。 または立場や役割の更新の形で行われる。 |
チーム内で共有できる。複数が同じタスクを持つことや、同じ目標に向かって異なるタスクを持つことができる。 | 基本は1人にのみ割り当てられるべきである。 |
タスクを重視している。 | 結果を重視している。 |
誰かに割り当てることはできない。 | 割り当てられるもの(通常1人にのみ)。 |
各々が自ら責任を取り、行動する必要がある。 | 望んだ結果に達しなかった場合、責任を負わされる。 |
Source: Responsibility vs Accountability – What’s the difference? | SpriggHR
「責任者」を表す英語表現
さらに、「責任者」は「Responsible party」や「Person in charge」と言います。
Person in chargeは「担当者」とも訳されますが、日本語の「担当者」とは少し異なり、その業務や管轄の責任を負っている管理者・担当者を意味します。
「◯◯は〜の責任者です」と言う場合には、「Be responsible for〜」または「Be in charge of〜」と言うのが一般的です。
英語フレーズ:
・Ayako is responsible for the operation of the food facility(綾子さんは食品施設の運営の責任者です)
・Alley is in charge of our digital marketing department(アリーはデジタルマーケティング部門の管理者です)
・My team is responsible for selling out the whole stock(私のチームには全在庫を売り切る責任があります)
・I’m in charge of hiring(私は採用担当です)
「責任を取る」と伝える英語表現
①I will take responsibility(責任は私が取ります)
「I will take responsibility」は、おそらく最も一般的な「私が責任を取ります」の言い方です。
「responsibility」の後に「for」を使うことで、「〜の責任を取ります」と言うことができます。
英語フレーズ:
・People should take responsibility for their own actions and behaviors(人々は自分の行動や態度に責任を持つべきだ)
・I am sorry. I will take responsibility for that(申し訳ありません。それに関しての責任は私が取ります)
②I will take full responsibility (私が全ての責任を取ります)
「responsibility」の前に「full」を加えて「I will take full responsibility」と言うことで、「私が全ての責任を取ります」と言うことができます。
英語フレーズ:
・I will take full responsibility for my past(私の過去に対する全ての責任は私が取ります)
・We take full responsibility for any technical problems(技術的なエラーについては、当社が全責任を負います)
③I will accept responsibility(責任を認めます)
「take」の代わりに「accept」を用いて「I will accept responsibility」ということもできます。
acceptを使うと「責任を認める」「責任を引き受ける」「責任を受け入れる」「責任を負う」というニュアンスに。
英語フレーズ:
・Mr. Jones accepted overall responsibility for their mistakes(ジョーンズ氏は彼らの過ちに対する全責任を認めた)
・He should accept responsibility for his crime(彼は自身の罪に対する責任を負うべきだ)
④I will take the blame(私が責任を負います)
また「responsibility」の代わりに「blame」を用いた、「I will take the blame」という言い方も非常に一般的です。
「blame」には「非難」「責める」「咎める」などのネガティブな意味があるように、社会的・道徳的に無責任な行動や言動に対しての責任や、失敗や過失に対する責任などに対して、使用することができます。
「責任を取る」「責任を負う」「罪を着る」「責任を問われる」と言いたい時に使えます。
英語フレーズ:
・They had to take the blame for their failure(彼らは彼らの失敗に対する責任を取らなくてはならなかった)
・You should take the blame for what happened yesterday(君は昨日起きたことについて責任を取るべきだ)
「私の責任です」と伝える英語表現
ここでは「私の責任です」「私のせいです」と罪を認める時、または「他の誰かに責任がある」ということを告げる時の英語フレーズをご紹介します。
⑤It’s on me(それは私の責任です)
一般的に「私がオゴるよ」という意味で知られる「It’s on me」ですが、「私の責任です」という意味でも使うことができます。
英語フレーズ:
・Don’t be sorry. It’s all on me(謝らないで。全部俺の責任だよ)
・Sorry I didn’t mean it. But like you said, this is on me(ごめんなさい、そんなつもりじゃなかったの。でもあなたが言った通り、これは私のせいだわ)
⑥It’s my fault(私のミスです)
ミスや過ち、過失、落ち度などを表す「fault」ですが、「責任」という意味も。
そのため、「It’s my fault」も「It’s on me」と同様に「私の責任です」という意味になります。
英語フレーズ:
・I was sleepy as hell today, but my professor told me that it was my fault for staying up with my girlfriend all night(今日はめちゃめちゃ眠かったんだけど、先生には彼女と一晩中夜更かししてた自分のせいだって言われたよ)
・I should’ve told that. I’ll explain to her that this is my fault(そのことについて話しておくべきだったって後悔してる。僕が間違ってたって彼女に説明するつもりだ)
⑦I’m to blame(悪いのは私です)
前述の通り、「非難」「責める」「咎める」などの意味を持つ「blame」。
「I’m to blame」も「私の責任です」という意味を表すオーソドックスな英語表現です。
英語フレーズ:
・No one to blame for this situation(この状況は誰の責任でもないわ)
・You are the one who is to blame(悪いのはあなたです)
⑧It’s because of me(それは私のせいです)
「It’s because of me」は「私のために」という意味も持ちますが、文脈によっては「私のせい(責任)で」という意味になります。
英語フレーズ:
・I couldn’t sleep well because of the siren(サイレンのせいでよく眠れませんでした)
・So, you want to say it’s all because of me?!(つまり全て私の責任だって言いたいわけ!?)
⑨I’m responsible for〜(私に責任があります/私が担当です)
「私に◯◯の責任があります」「私が◯◯の責任を負っています」「私が◯◯の責任者です」「私が◯◯の担当者です」という意味を持つ、「be responsible for」。
上記の英語表現との大きな違いは、過失や落ち度だけではなく、業務や部署の責任者や責任感の高さなど、ポジティブな意味での「責任」にも使える表現であるということです。
「for」を付けずに、自分の性格について「I’m very responsible」などと言う場合は、「私は責任感があります」という意味になります。
否定形で「Who is responsible for this?」と聞かれた場合は、「これの責任は誰にあるの?」「これの責任は誰が持つの?」「これの責任者/担当は誰?」という意味です。
英語フレーズ:
・I’m responsible for what happened, she said(「起きたことは私の責任です」と彼女は言った)
・I’m a very hardworking, motivated, and responsible person(私はとても勤勉で、意欲的で、責任感が強い人間です)
・Who is responsible for COVID-19 outbreak?(コロナウイルス発生の責任は誰にありますか?)
自己責任だと警告する英語表現
ここではやったことに対する責任ではなく、これから何かをしようとしている相手に対して「自己責任でやりなよ」と警告する時の英語表現をご紹介!
⑩On your own head(自己責任でやってね/好きにしなよ)
「be on one’s (own) head」は、誰かがしようとしていることに対して、彼らに全責任がある(=つまり自己責任である)ということを警告する時に使用されるイディオムです。
一般的に、過去の行いにではなく「これからすることにおいての責任」に対して使用されます。
また、語尾に「be it」を付けて、「on one’s (own) head be it」という表現も一般的です。
こちらは日本語の「自己責任でね」「好きにしなよ」「どうなっても知らないからね」のようなニュアンスで使われます。
バカげた決定をした人や、危険な行動をしようとしている人に対して、他の誰でもなくその人自身の責任であることを警告したい時に便利な英語表現です。
英語フレーズ:
・Even if it doesn’t go well, it’s on your own head(たとえ上手くいかなかったとしても、君の自己責任だよ)
・If you want to give up school, then on your own heads be it(もし退学したいなら、好きにしたらいいよ)
最後に
自分に非がないことで責任を押し付けられるのは嫌ですが、明らかに自分の過失で問題を起こしてしまった場合、潔く責任を取ることも大事です。
素直に非を認めて誠意を見せることは、リーダーシップの発揮や信頼の獲得、問題の早期解決をもたらす可能性があります。
また、そのような事態が起きた時に正しい英語を使うことは、問題の悪化を防ぐことにも繋がります。
この記事が、少しでも問題解決のためのソリューションとなれば幸いです。
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