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Sayahon
更新日2022年11月7日英語を学ぶメリットと相乗効果がスゴすぎる
「英語が話せるようになりたい」と思っている人は少なくないはず。一方で、「実際に学ぼうと思ってもなかなか腰が上がらない」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、英語を話せるメリットや相乗効果について知っておくと、英語学習へのモチベーションもより高まるはずです。
英語はビジネス、学校、日常生活、趣味など、様々なシーンで役立ちます。
今回は英語で人生が変わった私Sayah (@sayah_media) が、英語を学ぶメリットと相乗効果について解説していきます!
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英語を学ぶメリットとは
近年、テクノロジーの進化によって、AI翻訳アプリなど便利なツールが増えています。
そのため、「英語が話せなくても特に不自由を感じない」という方や、「英語を学ぶメリットはあるのか」と疑問を感じている方も少なくないはずです。
確かに、日本から出る機会や外国人と話す機会があまりない方にとっては、英語の必要性を実感しにくいかもしれません。
それでは、英語を話せるようになると、一体どのようなメリットを享受することができるのでしょうか。ここでは、英語学習がもたらすメリットについて解説します。
英語を学ぶメリット【自己啓発】
英語を勉強することは、人としての魅力を内側から磨くことにもつながります。ここではまず、自己啓発・自己成長をする上で英語がもたらすメリットについて解説します。
メリット①視野や世界が広がる
英語を話せるようになると、外国人とのコミュニケーションや外国とのアクセスが容易になり、様々な文化を知ることができます。
多種多様の価値観や考えを持つ人々と話すことによって、新たな価値観を持つことが可能です。
英語を使って様々な知識を習得し、様々な経験をすることで視野や世界が広がります。
メリット②情報収集の量と質が変わる
2021年のstatistaのデータによると、英語はインターネット上で一番多く使われており、なんとインターネット上にある情報の4分の1以上が英語で書かれています。
Source: Internet: most common languages online 2020 | Statista
つまり、英語ができるとより多くの情報を得ることができます。
また、最新の研究データや文献、ニュースなど、最新の情報は英語で書かれていることが多いです。
翻訳を待つ手間を省けるため、最新の情報をスピーディーに入手することができるでしょう。
メリット③アピール材料になる
英語という武器を持っておくことは、他人との差別化につながり、競争優位性を高めます。
そのため、就職活動や転職、高校進学や大学進学、奨学金の申し込み時などにも有利になるでしょう。
メリット④自分に自信がつく
英語を継続的に学び、新しい自分に生まれ変わることで、自信や自己肯定感が高まります。
さらに、英語を習得した際には、自分に対する評価の変化を強く実感できるはずです。
そして結果が形に表れだした時、あなたは自分自身のことがもっと好きになるでしょう。
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メリット⑤周りの人々を動機づけられる
人は頑張っている人に惹きつけられる傾向があります。
英語学習に一生懸命取り組むことで、自分自身の輝きが増すだけではなく、他人をも励ますことが可能です。
あなたの日頃の努力や目標の達成は、多くの人たちを動機づけ、刺激や勇気を与えるでしょう。
メリット⑥海外という選択肢が増える
英語を話せるようになると、国内だけではなく海外で働くことや海外に住むこと、海外の大学に行くことなど、選択肢が増えます。
英語というスキルを持っておくことで、海外で勝負するなど、活躍の場を広げることが可能です。
英語を学ぶメリット【日常生活・趣味】
英語が役立つのは仕事や学業だけではありません。
ここでは英語学習が日常生活や趣味に与えるメリットについて解説します。
メリット⑦世界中の13.5億人と話せる
2021年のstatistaのデータによると、英語のネイティブスピーカーの数は世界中に約13.5億人います。
一方で、日本語のネイティブは約1.4億人しかいません。
Source: Most spoken languages in the world | Statista
そのため、英語を話せるようになると、約10倍もの人々と話せるようになります。様々な価値観に触れることは、新たな視点をもたらします。
また、機械翻訳の精度は完璧ではありません。さらに、対面でのミーティングなどで翻訳機や翻訳アプリを使い続けることは、会話に時差も出てくるため現実的とは言えません。
英語を話せると、通訳を通すよりもコミュニケーションがスムーズとなるため、海外の人々とも親睦を深めやすくなります。
メリット⑧海外旅行がスムーズになる
英語が話せるようになると、ホテルやツアーの予約や移動、レストランでのオーダーなど、海外旅行がスムーズになります。
また、英語ができることで、海外旅行中の不安を大幅に減少させることが可能です。
トラブルに遭った時に冷静な対応ができるだけではなく、翻訳アプリなどに頼らずに堂々と行動することによって、観光客を狙った犯罪にも巻き込まれにくくなるでしょう。
メリット⑨音楽や映画がもっと楽しくなる
すべての言語が完璧に翻訳できるとは限りません。
特に文化や習慣が異なる日本語⇆英語間では、片方の言語にそもそも存在しない表現なども少なくないため、ニュアンスを反映しきれない場合があります。
翻訳なしで洋楽や洋画、海外ドラマに触れられるようになることで、様々な新しい発見をすることが可能です。
メリット⑩「BEST」を選択することができる
英語ができると、日本に上陸していない商品が買えたり、日本にローンチされていない便利なサービスをいち早く使うことができます。
また、旅行のオプションツアーや現地から離島への移動など、代理店を介さずにすべて自分で手配できるため、場合によっては旅行を安く済ませることなども可能です。
さらに、バイヤーからインポート商品を買う時に、事前に英語の公式サイトで正規料金を調べることができるなど、ベストな選択をすることができます。
英語を学ぶメリット【仕事・ビジネス】
英語は仕事においても様々なシーンで重宝します。
ここでは英語がビジネスシーンにもたらすメリットについて解説します。
メリット⑪市場価値が向上する
近年では、日本の企業でも海外進出する企業が増加しています。海外事業に参入している企業にとって、英語が話せる人材は重宝される存在です。
実際に仕事で英語を使う機会は、今後もより増加すると予測されています。そのため、海外出張や取引先との翻訳・通訳など、重要なタスクを任される可能性もより高まるでしょう。
メリット⑫ビジネスチャンスが増える
みずほリサーチ&テクノロジーズ の『2030年までのIT人材の需給予測』によると、ITニーズの拡大によって市場規模は2030年まで拡大し続けると見られています。
テクノロジーはすべて英語のコードで構成されており、現在注目されているプログラミングの言語も英語がベースです。
さらに、IT人材の供給は2019年をピークに減少し、2030年には需要に対して約41〜79万人もの人材が不足すると予測されています。
リモートワークの普及によって、現在では社会人の誰しもが海外企業にもアプローチしやすくなりました。
そのため、英語を話せれば海外企業との契約や取引も容易となり、ビジネスチャンスが増加するでしょう。
メリット⑬給料アップが期待できる
また、英語ができると就活や転職に役立つだけではなく、現在の企業での昇進や年収アップも期待できます。
前述の通り、グローバル社会において近年海外に進出する企業は多く、今後海外とのやりとりや英語を使う機会は今以上に増えていくと見られています。
英語と年収の相関関係に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているため、よかったらご覧ください。
▼『英語が話せると年収120%アップ!こんなに変わる給与事情』
英語がもたらす相乗効果
ここではエディンバラ大学のトーマス・バック(Thomas Bak)博士が発表した研究に基づいて、英語がもたらす相乗効果(シナジー効果)について解説します。
相乗効果①他の分野にも良い影響を与える
バック博士は自身の研究の中で、多言語を学んでいる人は、数学、読解、語彙力などのスタンダードなテストで高得点を取る人が多く、表や配列の暗記が得意な傾向があると述べています。
また、言語学習者は空気や周囲を敏感に察知する能力に優れており、情報のミスリードを避け、重要な情報のみを抜き出す能力に長けているそうです。
相乗効果②意思決定が得意になる
バック博士はまた、多言語話者の意思決定能力の高さについても言及しています。
言語学習者は枠付け(framing)や条件付け(conditioning)、決断能力に秀でている人が多く、広告や政治キャンペーンなどの言葉に左右されることが少ないとのことです。
これについてバック博士は、母国語以外の異なる言語を話すことによって「心理的距離感」が生まれ、感情や誘惑に左右されずに、論理的な思考能力が発達することが要因であると説明しています。
相乗効果③自己認識力が向上する
また、多言語話者はモノリンガルと比べ、現物のお金とクレジットカードなどの後払いをきちんと線引きし、上手に使う能力が高いそうです。
バック博士は、多言語話者はお金に関して自己認識力が高く、堅実な消費者であることが多いと語っています。
相乗効果④認知機能の低下を遅らせる
バック博士は「言語的なつながりの基礎を持っているだけで、認知症を遅らせることができます」とした上で、認知機能の低下を遅らせるには、教育と知性のレベルよりも第2言語を学ぶことの方が効果的であると語りました。
さらに、彼は「語学学習をするのに年齢は関係ない」と語っており、たとえ成人でも老年期の認知機能低下を防げることを明らかにしています。
実際に、認知症やアルツハイマー病の発症時期について、モノリンガルよりもバイリンガルの方が4年半ほど遅く発症するという結果が出たそうです。
相乗効果⑤注意力を鍛えられる
また、バック博士は「多言語話者は注意力が高い傾向がある」と述べています。
外国語を学びながら、母国語と外国語の切り替えを何度も実践することで、画像やリストの中から特定の名前や物体を探すなど、視覚的なタスクやマルチタスクを遂行する能力が向上するそうです。
これらの能力を発揮するにあたって、流暢であることは前提条件ではありません。バック博士はあくまでも「学ぼうとする姿勢そのものが重要である」としています。
Source: For a Better Brain, Learn Another Language | The Atlantic
相乗効果⑥効率性と柔軟性を高められる
他にも、ペンシルバニア州立大学のリ・ピン(Li Ping)博士の研究によると、第2言語を学び実践することは、脳の構造的かつ機能的な強化につながるということが明らかになっています。
リ博士が6週間にわたって行った研究では、語学学習が新しい言語を学ぶ作業をより容易にし、より効率性と柔軟性の高い脳ネットワークを形成することが判明しました。
ここで重要なのは、学習者の年齢は関係ないということです。第2言語の学習は脳の解剖学的変化を発生させ、脳の老化を穏やかにすると、リ博士は語っています。
Source: Learning languages is a workout for brains, both young and old | Penn State University
英語を学ぶデメリットと対策
英語を学ぶメリットを考えると、英語は非常にコスパの良い投資であると言えます。メリットと比べたらデメリットと呼べるほどのものはないでしょう。
しかし、しいてあげるとすれば、以下の通りです。
ここでは英語を学ぶデメリットとその対策について解説します。
デメリット①時間を要する
英語学習には多くの時間を要します。何をもって「習得」とするか、学習方法や向き不向き、英語に触れられる頻度などにもよりますが、一般的に英語の習得には3,000時間要すると言われています。
1日も欠かさず毎日3時間ずつ英語を勉強しても、1年あたりの学習時間は合計1,095時間です。つまり、このペースで英語を学んでも、習得するまでに約3年かかることになります。
デメリット②根気が必要
前述の通り、英語は短時間で簡単に身につけることはできません。そのため、モチベーションを持続させ、継続的に学び続けるための根気が必要です。
また、上には上がいるため、時には他の人と比べて挫折することもあるでしょう。
さらに、忙しい日々の中で学習時間を確保するためには、友達からの誘いやゲーム、SNSをチェックする時間など、あらゆる誘惑を退けなくてはなりません。
途中で学習を中断することは簡単ですが、それらの誘惑や挫折に負けないくらいに、英語という言語や英語圏の文化を好きになることが重要です。
デメリット③費用がかかる
留学するにも国内で英語を学ぶにも、費用がかかります。国内での英語学習において考えられるコストは、英会話スクールや受講料、教材費、資格試験の受験料などです。
とはいえ、今は無料のアプリや格安オンライン英会話サービスなども増えており、昔と比べて非常に安価なコストで英語を学ぶことができます。
また、海外ドラマや洋画を利用した学習方法であれば、月額980円ほどで毎日英語に触れることが可能です。
デメリット④言語喪失の可能性がある
英語を学ぶことで、「Language attrition(言語喪失)」という現象を経験する可能性があります。これは海外在住者によく見られる、他の言語を使い続けることで母語・第一言語を忘れてしまう現象です。
また、これは第2外国語を学んでいる人にもよく見られる現象で、実際に筆者は第3外国語としてフランス語を学び始めたことによって、第2外国語のスペイン語とフランス語の単語が混ざってしまうことがあります。
しかし、ちょっとした単語忘れなどは増えても、よっぽどのことがない限り母国語を忘れることはないはずです。そのため、これに関してはあまり心配しなくても良いでしょう。
英語の可能性は無限大
物事にはメリットとデメリットがあるものです。実際に本記事では英語学習におけるデメリットについても触れさせていただきました。
しかし、それらは英語がもたらすメリットと比べれば取るに足らないものであり、英語にはメリットしかないと言っても過言ではありません。
英語学習は非常にコスパの良い未来への投資です。英語が話せるようになると世界が広がり、見渡す景色は180°変わるでしょう。
近年では、安価なオンライン英会話サービスや、無料の英語学習アプリもたくさんリリースされています。
遠くから傍観し続けるのではなく、ぜひ一度、英語の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
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日本語、英語、スペイン語、フランス語のマルチリンガル。2006年から海外との往復を繰り返す。Webメディア運営会社に約5年勤めたのち、フリーランスとして独立。【経済・ビジネスライター】【SEOディレクター】【コピーライター】【オンラインPR】【AI prompt engineer】として働く傍ら、アメリカの大学「University of the People」でBusiness Administration(経営学)を履修中。執筆メディア:『ダイヤモンド・オンライン』『SPEEDA』『ELLEgirl』など。Yahoo!ニューストピックス、NewsPicks掲載経験あり。 グローバルに学び、働き、旅したい人に知って得する有益な情報をお届けします。