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日本語が公用語!?日本語が通じる国とフレーズを紹介

パラオの美しい海の写真

海外に日本語が公用語の場所があるってホント?

こんにちは!マルチリンガルライターのSayah (@sayah_media)です。

仮名(ひらがな・カタカナ)や漢字(日本漢字)と複数の表記を持つことなどから、世界でも習得するのが難しい言語の一つとして知られている「日本語」

主に日本国内で、私たち日本人同士の会話で使用されている日本語ですが、実は日本以外に「公用語」として日本語が使用されている国があることをご存知ですか?

本稿では、外国語が話せなくても旅行に困らなそうな、日本語が通じる国をご紹介します。

◯◯語の25%が日本語由来

まず、日本語が一部通じる国として、最初に韓国、台湾、ハワイ、グアム、サイパン、ペルー、ブラジルなど、歴史的関係のある国々や、日本人に人気の観光地を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実は、これらの国よりももっと日本語にゆかりの深い国があることをご存知ですか?

その国とは、「ダイバーの聖地」としても知られるリゾートアイランド、パラオ。実はパラオ語の単語の約25パーセントが、日本語由来なんです。

これはかつてパラオが日本の統治下にあった歴史的背景が関係しており、今でもパラオ語には約1,000単語もの日本語由来の単語が使われています。

日本語由来の単語が多いだけではなく、日本統治時代に教育を受けた人は、日本語で不自由なく会話や意思疎通ができるレベルに達している場合が多いのだそう。
出典: 在パラオ日本国大使館



1945年8月のポツダム宣言に伴い、日本の統治は終了した今でも、親日国として知られるパラオ。毎年日本から多くの観光客が訪れており、また、日本はアメリカを超えて最も多く経済援助をしている国でもあります。
出典:パラオ | Wikipedia

パラオってどこにあるの?

ミクロネシア地域にある小さな島々で構成されているパラオ共和国は、日本から直行便で約4時間半ほどの場所にあります。

パラオ共和国は、約200〜300(諸説あり)の島々から構成されている国。前述の通り「ダイバーの聖地」としての呼び声も高く、透明度が高く美しい海は多くの人々を魅了しています。

また、中でも有名なロックアイランドは、コロール島とペリリュー島の間にあり、2012年の7月に世界遺産に登録されています。



また、パラオには手つかずの自然が多く残されており、パラオのラグーンを代表する自然保護区のセブンティアイランド、乳白色の海で天然泥パックができるミルキーウェイなども人気。

さらに、パラオ時間はUTC+9であるため、日本時間(JST)との時差がなく、日本人にとっても非常に親しみやすい場所であると言えます。
出典:パラオ | Wikipedia

日本語由来のユニークなパラオ語一覧

ここでは、実際に使用されている、日本語由来のユニークなパラオ語の単語、意味、元の日本語をいくつかご紹介します。

①乳バンド(ブラジャー)


出典:youtube.com

「チチバンド(tsitsibando)」とは「乳バンド」、つまり日本語で「ブラジャー」のこと。

どうして「バンド」なのかは定かではありませんが、あまりのユニークさに、パラオに行ったら使ってみたい言葉の一つです!飲み会などでのネタにもぜひ(笑)。

②トォボォシャ(逃亡者)


出典:youtube.com

「トォボォシャ(tobosia)」とは、日本語と同じく「逃亡者」の意味。つまり逃げる人のことを言います。

勿論トラブルが起こらないことを願いますが、もしもパラオで何か危険な目に遭ってしまった場合などに、とっさに使えそうですね!

③スマシテル(すましてる)


出典:youtube.com

「スマシテル(sumaster)」は、日本語と同じで「すましてる」という意味。

現地のツアーガイドさんに写真を撮ってもらった時などに、一緒に行った相方がすました顔をしていたら、ぜひ使ってみてください。現地の人たちを笑わせることができるかもしれませんよ♪

④オテンバ・ムスメ(おてんば娘)


出典:youtube.com

「オテンバ(otemba)」は日本語の「おてんば」「ムスメ(musume)」「娘」を表します。

現地でおてんば娘を見かけた時に使えば、一気に仲が深まるかもしれません。

⑤キンローホォシ(勤労奉仕)


出典:youtube.com

「キンローホォシ」も、意味はそのまま日本語の「勤労奉仕」を表します。

現地に勤労奉仕をしている人たちを見かけた時に使えば、「そんな難しい言葉知ってるの?」と驚かれそうです♪

⑥コニアロ(この野郎)


出典:youtube.com

「コニアロ(koniaro)」は、日本語の「この野郎」という意味。これは現地で使うことはオススメしませんが、覚えておけば、もしかしたら現地の人に悪口を言われた時などに、気づくことができるかも…?

次の例では、このように現地の人を怒らせてしまった時や、困らせてしまった時などに使える言葉をご紹介します。

⑦ゴメン/アヤマル(ごめん/謝る)


出典:youtube.com

「ゴメン(komeng)」「アヤマル(aiamar)」は、そのまま「ごめん」「謝る」という意味で使えます。

もしも上の例のように「コニヤロ」と言われてしまうようなことがあっても、すぐに「ゴメン」と謝れば、許してもらえるかもしれません。

⑧コマッテル(困ってる・落ち込んでる)


出典:youtube.com

「コマッテル(komatter)」は、日本語の「困ってる」という意味の単語で、「落ち込む」に近いニュアンスを持ちます。

こちらも現地で何かトラブルがあった時などに使えそうです!

⑨ダイジョブ(大丈夫)


出典:youtube.com

「ダイジョブ(daijob)」はその通り、日本語の「大丈夫」です。

何も問題がない時は「ダイジョブ」と言って、現地の人を安心させてあげましょう。

または、前の例のように「コマッテル」現地人がいたら、「ダイジョブ?」と声をかけてあげても良いかもしれません。こちらも覚えておくと、現地でとても役立ちそうです!

⑩ツカレナオース(疲れ直す・ビールを飲む・休憩する)


出典:youtube.com

「疲れ直す」が由来の「ツカレナオス(tskarenaos)」は、ビールを飲んだり休憩する時に使われる言葉です。

日本人と同じで、一日の疲れを癒すために、お酒を飲み交わすのが大好きなパラオ人。

旅の終わりに、同行者や現地の人たちと一緒に、ぜひ疲れ直してみてはいかがでしょうか?

その他ユニークなパラオ語一覧

パラオ語 意味 元の日本語
サッポロイチバン インスタントラーメン サッポロ一番
エモンカケ ハンガー 衣紋掛け
サルマタ 下着 猿股
トーボー 逃げる 逃亡
シランカオ 知らん顔 知らん顔
ゲンキダシテ もっと元気よく 元気出して
アジ・ダイジョブ 美味しい 味・大丈夫
アリガトウ ありがとう ありがとう
ショウガナイ 仕方ない、大丈夫 しょうがない、仕方ない
アツイネ 暑いね 暑いね
カビ カビ、賞味期限 カビ
メンドクサイ 面倒臭い 面倒臭い
コンニチハ こんにちは こんにちは
ムリ 無理 無理
イクラ いくら(価格の意味) いくら
アサヒ アサヒスーパードライ アサヒスーパードライ
イレバ 入れ歯 入れ歯
ダメ 駄目 駄目
ハンゲ ハゲ ハゲ
バッキン 罰金 罰金
キツネ 狐、嘘つき
バカニシテル バカにしている バカにしている
アバヨ あばよ あばよ
グデン ぐでんぐでんに酔っ払う ぐでんぐでん
オッパイ 赤ちゃんにおっぱいをあげる おっぱい
ヒドイ 激しい(雨が酷い、激しいなど) 酷い

出典:
パラオ語 | Wikipedia
パラオ語で使われている日本語起源借用語 

インスタントラーメンのことを「サッポロ一番」というのはビックリですね!(笑)

これはほんの一部ですが、パラオ語には日本人にとって馴染みの深い、ユニークな言葉がいっぱいあります。

パラオに行く機会があったら、ぜひ使ってみてください。現地の人とも距離が縮まること間違いなしです♪

日本語が公用語として定められている地域とは

そんなパラオ諸島の南、ペリリュー島の南西約10kmに位置するアンガウル州。

実はこのアンガウル州では、パラオ共和国の公用語であるパラオ語と英語の他に、日本語が公用語として定められているんです(アンガウル州憲法第12第1項)。

世界で唯一「日本語が公用語の国」=日本じゃなかった!?

また、実は日本では、法令によって公用語を規定していません

そのため、事実上アンガウル州は、世界で唯一、日本語を公用語に定めている地域ということになります。

ただ、実際には日本語を日常会話に用いている住民は現在はおらず、象徴的なものにとどまっているとのことです。
アンガウル州 | Wikipedia

最後に

今でも日本語由来の言葉がたくさん使用されているパラオ。

パラオで使ったら、現地の人と盛り上がれること間違いなしです!パラオに行く機会がある方は、ぜひいくつか覚えて使ってみてはいかがでしょうか?

河野太郎大臣が出演している在パラオ日本国大使館の動画はこちら

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